錦紗縮緬にたくさんの扇が舞い踊る、五三の桐の五つ紋付黒引き振袖【fuh92】

正統派のアンティーク五つ紋付き黒振袖です。紋は五三の桐です。節度が保たれた豪華さで、清楚な花嫁さんのイメージです。

黒地に扇がたくさん描かれています。扇の中には、鶴・松・花薬玉・牡丹・菊・梅・亀甲・波しぶきなど、明るくおめでたい絵柄ばかりが、手描き・手刺繍で描かれています。

ゆめやの黒振袖はぜんぶ錦紗縮緬かな、こちらの振袖も錦紗縮緬ですよ。やわらかさと輝きがすばらしいですよね。黒い色がしっとりと馴染んで、にぎやかな絵柄も派手過ぎずにしっとりとまとまります。この落ち着きがアンティークの良さですよね。

帯も扇だらけです。銀色の地に金縁の扇が織り出され、花薬玉など華やかな絵柄が描き出されています。

せっかくの正統派の黒振袖ですから、正統派の花嫁さんにコーディネートしてみました。

白い手刺繍の半衿に、白い絞りの帯揚げ、白い丸ぐけ帯締めです。筥迫は鶴が手刺繍されて、紅白の房が下がっています。金銀の末広も紅白の房が下がっています。

身丈はずいぶん長くて、１７０cmあります。裄丈も６８cmと長いので、身長の高い花嫁さんでも、しっかりと衿を抜いて、お引きすりで着ていただくことができますよ。

ゴワゴワとした化繊とは違って、正絹の錦紗縮緬ですので、お引きすりでお召しになったときの、落ち感が抜群です。かわいらくて清純な花嫁さんに仕上がるでしょうね。

おはしょりを取って、成人式の振袖にもどうぞご検討ください。
「黒引き振袖とは～歴史と婚礼に選ばれた理由」