朱色に扇、花薬玉、花丸紋の五つ紋付七歳祝着【kod106】

華やかな地色ですね。赤とも違う、朱色とも違う、ピンクでもない、なんだか深みのある色です。桐の織り柄が入っているので、ゆらゆらと模様が浮かび上がって、高級感が増しますね。

絵柄は、前身頃に大きな扇、後ろには花薬玉、袂には花丸紋が描き出されています。どの柄もたっぷりの花々で埋め尽くされ、間には紅葉が舞っています。小さなお子さんの可愛らしさをちょうどよく引き立てるほどの量で、優雅な絵柄ですよ。

きものには、ブルー・紫・ピンク・オレンジなど、たくさんの色が使われていますので、その中のいずれかの色で帯揚げや帯締めをまとめるとすてきです。

おすすめコーディネートでは、扇に使われた水色を帯揚げにも使いました。爽やかになりましたね。紫や緑にすると、さらに上品な雰囲気になりそうです。

帯も豪華ですよ。きものの生地が帯を作るほどは余りませんでしたので、本物の帯をお子さまサイズに仕立て直しました。

赤地に金で手描き・手刺繍されています。鹿の子模様の大きな亀甲があって、その中に花丸紋です。賑やかな中にも品があります。

帯幅を１６cmほどの半幅帯サイズにして、長さは３m５５cmほどに仕上げました。裏には絞りの赤い正絹地を足しています。

これだけの長さがあれば、三重仮紐を使って可愛らしく着付けられますよ。結びあがった帯を付けるよりも、自由に結ぶ方が可愛らしい形に仕上がります。正絹ですので固くはないのですよ。安心して、いろいろな帯結びを楽しんでください。

楽しい七五三になりますように。