牡丹と藤にパッと目が行きますね。強烈な個性のあるきものです。牡丹と藤の花を囲むように、菊や梅の花も手描きされています。

上の方には折り鶴ですね。水色に黄色模様や、白と青の折り鶴や、鹿の子模様の折り鶴もあります。にぎやかで良いですね。七五三のお祝いにぴったりのきものです。

この７才祝い着は、大人用のアンティークきものをゆめやで仕立て直しました。きものを解いて、洗って、傷んだ部分を切り取ったのですが、もとが丈の長いきものでしたので、こどもサイズのきものを十分に作れるだけの生地が残せました。

袖口や裾回しには、薄いブルーの正絹の絞りを使いました。きものの折り鶴のブルーがきれいだったので、チラチラと見えるところにもブルーを足してみたのですが、どうでしょう、かわいらしくなったでしょうか。

アンティークの正絹の絞りはやわらかくて肌触りが極上なので、お子さまもゆっくりとお過ごしいただけると思いますよ。

ピンクの正絹地と、薄いブルーの絞りの両方を使って、帯や巾着バッグも仕立てましたよ。帯の市松がおしゃれでしょ。帯裏は絞りなので、たっぷりとした帯結びがお楽しみいただけます。

帯揚げは差し色で黄色にしました。牡丹の花や折り鶴に黄色が少し使ってあるのですよ。華やかなピンクと、まとまるとかなりのインパクトになったブルーに、黄色い差し色です。すてきなコーディネートになりましたね。