【着物のプロ監修】レンタル産着でお宮参り|祝いの日に最適な選び方とは?
はじめに
お宮参りは、赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な行事です。この特別な日に着る産着は、赤ちゃんの晴れ姿を一層引き立てる重要なアイテムです。
しかし、初めてのお宮参りを迎えるご家族にとって、産着の選び方やレンタルの流れ、注意点など、さまざまな疑問や不安があることでしょう。
この記事では、以下のような悩みを持つ方々に向けて、お宮参りの産着に関する情報を詳しく解説します。
- 産着の選び方が分からない
- お宮参りの記念撮影を成功させるコツを知りたい
- レンタルと購入のどちらにするか迷っている
- 産着をレンタルする際の流れや注意点を知りたい
初めてのお宮参りを迎えるご家族にとって、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。赤ちゃんの健やかな成長を願い、素晴らしいお宮参りの日を迎えましょう。
お宮参りとは?産着で祝う特別な日
お宮参りは、赤ちゃんが生まれて初めて神社にお参りする伝統的な行事です。赤ちゃんの健やかな成長を願い、ご家族で神社に参拝し、感謝と祈願を行います。
この章では、お宮参りの基本情報についてご紹介します。
お宮参りの基本とその意味
お宮参りは、赤ちゃんが生まれてからおよそ一カ月後(一般的に三十一日から三十二日後とされています)に行われる行事で、赤ちゃんの健やかな成長を願うために神社に参拝します。
この行事は、地域によって「初お宮参り」や「初宮詣」とも呼ばれます。お宮参りの目的は、赤ちゃんが無事に生まれたことを神様に報告し、感謝の気持ちを伝えること、そしてこれからの健やかな成長を祈願することです。
【お宮参りの流れ】
お宮参りの当日の流れは以下の通りです。
- 神社への参拝:ご家族で神社に参拝し、赤ちゃんの健やかな成長を祈願します。
- ご祈祷:神社でご祈祷を受け、赤ちゃんの名前や生年月日を祝詞に読み上げてもらいます。お母さまの体調によっては参拝だけでも大丈夫です。
- 記念撮影:参拝後、神社やフォトスタジオでご家族写真を撮影します。
- 食事会:参拝と撮影が終わった後、ご家族で食事会を開くことが一般的です。
ご家族全員で参加し、赤ちゃんの成長を祝う素晴らしい機会にしましょう。
【男の子・女の子別】産着の選び方とおすすめ柄
産着は、赤ちゃんが初めて身に着ける晴れ着であり、お宮参りの際に欠かせない重要なアイテムです。
ただし、男の子と女の子では、一般的に選ぶべき産着の柄や色が異なります。
ここでは、男の子と女の子それぞれの性別に合わせた産着の選び方と、おすすめの柄について詳しく解説します。
男の子用の産着の選び方とおすすめ柄
以下に、男の子の産着の選び方のポイントとおすすめの柄をご紹介します。
【男の子用の産着の選び方】
- 色:黒や紺、青などの落ち着いた色が一般的です。これらの色は、力強さや勇敢さを象徴します。
- 柄:赤ちゃんが強くたくましく育つようにという願いが込められた柄を選ぶのが一般的です。
【おすすめの柄】
- 鷹:高い視野と力強さを象徴し、将来の成功を願う柄です。
- 龍:力強さと繁栄を象徴し、健康と長寿を願う柄です。
- 兜:勇敢さと守護を象徴し、困難に立ち向かう力を願う柄です。
ここで、ゆめやで取り扱っているレンタル産着から、男の子にぴったりの、「雲海に龍の産着」をご紹介します。
こちらは、お宮参り用の男の子のアンティーク掛け着物(産着)です。正絹の薄いベージュ色の地に、菱型の中にもう一つ菱型が入った入子菱紋様が地織りされています。
背中から袂にかけて、一枚の絵のように龍と雲が手描きされ、九曜紋の五つ紋が入ったダイナミックな着物です。四十年ほど前の作品ですが、二、三度しかお召しになっていないので、目立つほどの汚れはありません。
女の子用の産着の選び方とおすすめ柄
以下に、女の子の産着の選び方のポイントとおすすめの柄をご紹介します。
【女の子用の産着の選び方】
- 色:赤やピンク、白などの明るい色が一般的です。これらの色は、華やかさと美しさを象徴します。
- 柄:赤ちゃんが美しく健やかに育つようにという願いが込められた柄が選ばれます。
【おすすめの柄】
- 桜:美しさを象徴し、幸せな人生を願う柄です。
- 牡丹:富貴と繁栄を象徴し、豊かな人生を願う柄です。
- 鞠:遊び心と成長を象徴し、健やかな成長を願う柄です。
ここで、ゆめやで取り扱っているレンタル産着から、女の子にぴったりの、「グリーンに手描き友禅の五つ紋付産着」をご紹介します。
こちらは、目が覚めるようなグリーンの正絹に、花々の絵羽模様が手描き友禅で描き出された、五つ紋付きの三歳用祝い着です。
ふんわりとした柔らかな錦紗縮緬で、手刺繍もほどこされた上質な着物です。肩上げ、腰上げ、袖つまみが可能で、被布もお選びいただけます。掛け着物としてもお召しいただけます。
産着の選び方には、赤ちゃんの性別やご家族の願いを反映させることが大切です。産着の柄や色に込められた意味を理解し、赤ちゃんにぴったりの産着を選びましょう。
産着が映えるお宮参りの記念撮影のコツ
お宮参りで産着を着た赤ちゃんの姿を、美しく写真に残すためには、いくつかのコツがあります。
ここでは、産着が映えるお宮参りの記念撮影のコツについて詳しく解説します。
撮影前の準備
記念撮影を成功させるためには、事前の準備が大切です。赤ちゃんの機嫌や体調を考慮し、最適なタイミングで撮影を行いましょう。
【撮影前の準備】
- 衣装の確認:産着や小物のセットを事前に確認し、必要なものが揃っているかチェックします。特にレンタルの場合は、事前に店舗で確認することが大切です。
- 赤ちゃんの体調管理:撮影当日は赤ちゃんの体調が良い状態で臨むことが重要です。前日はしっかりと休息を取り、撮影前に授乳やおむつ替えを済ませておきましょう。
- 撮影場所の選定:神社やフォトスタジオ、自宅など、撮影場所を事前に決めておきます。場所によっては予約が必要な場合もあるため、早めに手配しておきましょう。
産着が映える撮影テクニック
産着の美しさを最大限に引き出すためには、いくつかの撮影テクニックがあります。ここでは、産着が映える撮影テクニックについて詳しく解説します。
【撮影テクニック】
- 自然光を活用:自然光を利用することで、赤ちゃんの肌が美しく映えます。屋外での撮影や、屋内であれば窓際での撮影をおすすめします。
- 背景の選び方:背景はシンプルなものを選び、産着の色や柄が引き立つようにします。白地のシーツやシンプルな壁を背景にすると、産着が映えます。
- 赤ちゃんの機嫌を優先:赤ちゃんの機嫌が良いタイミングで撮影を行うことが大切です。お気に入りのおもちゃで機嫌を取るなどの工夫もおすすめです。無理にポーズを取らせず、リラックスした状態で撮影します。赤ちゃんが笑顔になる瞬間を逃さないようにしましょう。
- 小物の配置:産着や小物の配置にも注意を払いましょう。よだれかけや帽子などの小物を上手に使い、赤ちゃんのかわいらしさを引き立てます。特に、よだれかけや帽子などの小物は、赤ちゃんの顔が隠れないように配置しましょう。
- ご家族との撮影:ご家族全員での撮影もおすすめです。赤ちゃんを中心に、ご家族が囲むように配置すると、温かみのある写真が撮れます。
産着が映えるお宮参りの記念撮影のコツを押さえて、赤ちゃんの晴れ姿を美しくかわいらしく残しましょう。事前の準備と撮影テクニックを駆使して、一生の思い出となるすてきな写真を撮影してください。
お宮参りの産着レンタルの基礎知識
産着をレンタルすることには多くのメリットがありますが、デメリットも存在するので、あらかじめ知っておきましょう。
また、レンタルする際の流れも知っておくことでお宮参り用産着をスムーズに利用することができます。
ここでは、産着をレンタルするメリットとデメリット、レンタルの流れについて詳しく解説します。
産着をレンタルするメリット
産着をレンタルすることには、さまざまなメリットがあります。特に、コストや手間を抑えたい方にとっては非常に魅力的な選択肢です。
【コストが抑えられる】
産着をレンタルする最大のメリットは、コストを抑えられることです。購入する場合、産着の価格は三万円から五万円、場合によっては十万円以上することもあります。
この点、レンタルなら数千円から二万円程度で済みます。特に一度きりの使用であれば、レンタルの方が経済的です。
ただし、レンタルであっても正絹やアンティークなどの高価な産着を利用する場合は相場以上の価格になることもあります。
正絹やアンティークの産着は一生に一度のお宮参りの特別感をさらにアップさせてくれること間違いなしです。
ぜひ、検討してみてください。
【手軽に利用できる】
- セット内容:襦袢、帽子、よだれかけなど
- 返却方法:クリーニング不要で返却可能
レンタルサービスを利用すれば、産着の準備や後片付けが非常に簡単です。多くのレンタルショップでは、産着だけでなく、襦袢や帽子、よだれかけなどの小物もセットで提供しています。また、使用後はクリーニング不要で返却できるため、手間がかかりません。
【最新のデザインが選べる】
レンタルサービスでは、季節や流行に合わせた最新のデザインを選ぶことができます。特に、写真スタジオでの撮影を考えている場合、スタジオでレンタルできる産着は最新のデザインが多く、写真映えすること間違いなしです。
産着をレンタルするデメリット
一方で、産着をレンタルすることにはいくつかのデメリットも存在します。これらを理解した上で、自分たちに合った選択をすることが重要です。
【スケジュールの変更が難しい】
レンタルの場合、予約した日程に合わせて産着を使用する必要があります。赤ちゃんやお母さまの体調や天候など、予期しない事情でスケジュールを変更する場合、レンタルのキャンセルや変更が難しいことがあります。
【自分のものではないため丁寧に扱う必要がある】
レンタルした産着は自分のものではないため、丁寧に扱う必要があります。特に、汚れや破損が発生した場合、追加料金が発生することがあります。赤ちゃんが着るものなので、汚れやすいことを考慮して注意が必要です。
【実物を確認できない場合がある】
インターネットでレンタルする場合、実物を手に取って確認することができません。写真や説明だけで選ぶため、実際に届いた産着がイメージと異なることもあります。
産着のレンタルには多くのメリットがありますが、このようなデメリットも理解した上で選ぶことが大切です。ご家族の状況や予算に合わせて、最適な方法を選びましょう。
産着レンタルの基本的な流れ
産着レンタルの流れは、基本的には以下のステップで進みます。事前に流れを把握しておくことで、スムーズにレンタルを利用することができます。
- レンタルサービスの選定:まずは、信頼できるレンタルサービスを選びます。インターネット上のレビューや口コミを参考にし、産着の品質やレンタルプラン、料金体系などを比較検討しましょう。また、レンタル期間や返却方法、クリーニングの有無など、サービス内容を確認することも大切です。
- 産着の選定と予約:産着の種類や柄、サイズを選び、レンタルを予約します。男の子用、女の子用それぞれに豊富なデザインがありますので、赤ちゃんの性別やお宮参りの季節に合わせて選びましょう。予約時には、お宮参りの日程を確認し、余裕を持って産着が届くように手配します。
- 産着の受け取り:お宮参りの数日前に産着が届くことが一般的です。産着が届いたら、セット内容を確認し、不備がないかチェックしましょう。また、着付け方法や返却方法についても、同梱されている資料で確認しておきます。
- 産着の返却:お宮参りが終わったら、指定された方法で産着を返却します。多くのレンタルサービスでは、クリーニング不要で返却できるため、使用後はそのまま返送できます。返却期限を守り、遅延がないように注意しましょう。
【フルセット】産着レンタルに含まれる小物と着付け方法
産着のレンタルを利用する際には、フルセットで提供されることが多く、必要な小物が全て揃っています。これにより、初めてのお宮参りでも安心して準備を進めることができます。
この章では、産着のレンタルフルセットに含まれる小物と産着の着付け方法について詳しく解説します。
産着レンタルフルセットに含まれる小物一覧
産着のレンタルフルセットには、以下の小物が含まれていることが一般的です。これらの小物は、赤ちゃんの着物姿を完成させるために必要不可欠なアイテムです。
【産着】
メインとなる着物です。すでに解説したように、男の子用と女の子用で柄や色が異なります。
【内着】
内着は、産着の下に着るもので、赤ちゃんの肌を守る役割があります。一般的には白羽二重(しろはぶたえ)の着物を着用しますが、最近は白羽二重の代わりにベビードレスが選ばれることも多いです。
【帽子】
帽子は、赤ちゃんの頭を守るための小物です。産着とセットで用意されることが多く、デザインも統一されています。
【よだれかけ】
よだれかけは、産着を汚れから守るための小物です。フリルやレースのデザインが多く、赤ちゃんのかわいらしさを引き立てます。
【お守り袋】
お守り袋は、神社でいただいたお守りを入れるための袋です。男の子用は白、女の子用は赤が一般的です。
着付けと小物の使い方
産着のレンタルフルセットに含まれる小物を正しく使うことで、赤ちゃんの着物姿を美しく整えることができます。ここでは、着付け方法と注意点について詳しく解説します。
【産着の着せ方】
産着は、赤ちゃんの体に直接触れる部分が少ないため、内着の上から羽織らせます。以下の手順で着させてあげてください。
- 内着を着せる:赤ちゃんに内着を着せます。内着は肌に優しい素材を選びましょう。
- 産着を羽織らせる:内着の上から産着を羽織らせます。柄がきれいに見えるように整えます。
- 紐を結ぶ:産着の紐を背中で蝶結びにします。紐が緩まないようにしっかりと結びます。
【帽子とよだれかけの使い方】
帽子とよだれかけは、産着を汚れから守るために重要な役割を果たします。以下の手順で使いましょう。
- 帽子をかぶせる:赤ちゃんの頭に帽子をかぶせます。サイズが合っているか確認し、ずれないように調整します。
- よだれかけを付ける:産着の上からよだれかけを付けます。フリルやレースがきれいに見えるように整えます。
【お守り袋の使い方】
お守り袋は、神社でいただいたお守りを入れるために使います。以下の手順で使いましょう。
- お守りを入れる:神社でいただいたお守りを袋に入れます。
- 産着に付ける:お守り袋を産着の紐に結び付けます。赤ちゃんの動きを妨げない位置に付けましょう。
各小物の使い方を理解し、赤ちゃんの晴れ姿をかわいらしく、美しく整えてあげましょう。
まとめ
この記事では、お宮参りの産着に関する情報を詳しく解説しました。以下に、記事の内容を簡潔にまとめます。
- 産着の基本情報:産着は赤ちゃんが初めて身に着ける晴れ着であり、お宮参りの際に欠かせない重要なアイテムです。
- 男の子・女の子別の産着の選び方:男の子用には鷹や龍、兜などの勇ましい柄が、女の子用には桜や牡丹、鞠などの華やかな柄が使われます。
- 産着レンタルのメリットとデメリット:レンタルはコストが抑えられ、手軽に利用できる一方、スケジュールの変更が難しいなどのデメリットもあります。
- 産着レンタルフルセットに含まれる小物と着付け方:産着、内着、帽子、よだれかけ、お守り袋などが含まれます。また、着付け方法とそれぞれ小物の使い方を解説しました。
- 産着レンタルの流れ:レンタルサービスの選定から返却までの流れと、予約やサイズ確認、返却期限などの注意点を紹介しました。
- 産着が映えるお宮参りの記念撮影のコツ:撮影前の準備や撮影のテクニックについて詳しく解説しました。
この記事を参考に、お宮参りの準備を進めていただければ、赤ちゃんの晴れ姿を美しく残すことができるでしょう。赤ちゃんの健やかな成長を願い、素晴らしいお宮参りの日を迎えられることを心からお祈りしています。
〈参考記事〉
https://www.precieux-studio.com/column/hatsumiyamairi-omiyamairi/
https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/100days_s/column/detail51.html
https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/100days_s/column/detail50.html
https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/omiyamairi/column/detail06.html
https://kisste.jp/blog/article/omiyamairi-fukusou-point/
https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/omiyamairi/column/detail07.html
https://kimono-rentalier.jp/column/shrine-visit-for-birth/omiyamairi-ubugi-kounyuu-rental/
https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/omiyamairi/column/detail28.html
https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/omiyamairi/column/detail41.html