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【2025年最新版】卒業式コーデ|袴と小紋で作るスタイリッシュなスタイル

卒業式は、多くの学生にとって学生生活の大きな節目となる特別な日です。特に大学や専門学校の卒業式では、女子学生が着物に袴姿で臨むことが一般的となっており、その華やかさが式全体の雰囲気を一層引き立てます。中でも「小紋」は、伝統的な柄や色合いが豊富で、個性を表現しつつも品格を保つことができるため、多くの女性に選ばれています。

しかしながら、初めての卒業式でどのような小紋や袴を選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。色や柄の組み合わせ適切なサイズの選び方、さらには全体のバランスを考えたコーディネートなど、考慮すべきポイントは多岐にわたります。

この記事では、卒業式での袴と着物の選び方や基本的な着こなし方から、おしゃれで洗練されたコーディネート方法まで詳しく解説します。自分らしいスタイルで特別な日を迎えるために、ぜひ最後までご覧ください。

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卒業式で着る袴と着物についての基本知識

卒業式では、女性は着物と袴を身に着けることが多いですが、その着物はどんなものを選べばいいのでしょうか?ここでは、卒業式で袴と一緒に着る着物について解説します。

卒業式で袴に合わせる着物の種類は?

レンタル店で用意している卒業式用の袴セットでは、着物は「小振袖」なのが一般的です。振袖は袖の長さによって種類が分かれており、小振袖は袖の長さが約85~95cmのものを言い、「二尺袖」と呼ばれることもあります。

振袖は未婚女性の第一礼装(正装)なので、卒業式のような学校行事にもふさわしい装いと言えますが、振袖の中でも小振袖は比較的カジュアルに着こなされています。では、小振袖以外の着物は、袴と一緒に身に着けることはできないのでしょうか?

結論から言うと、そんなことは全くありません。そもそも着物に袴姿という女学生のスタイルは、明治時代から始まった「女学生の制服」と言えるもので、はっきりとしたルールがあるわけではなく、椅子に座った時の裾の乱れを隠すために発明されたコーディネートでした。そのため、中振袖(成人式で着られる振袖)、訪問着、色無地、黒紋付(いわゆる宝塚スタイル)、小紋と、さまざまな着物で袴スタイルになることができます

女学生の袴スタイルの由来

女学生の袴スタイルは、西洋文明が輸入され始めた明治時代から始まりました。明治18年に創立した華族女学校では、紫色の女袴を着用していましたが、明治30年頃から海老茶色の袴をはくのが流行し始め、明治32年(1899年)に高等女学校令が施行されると、全国的に女学校が開校され、女学生の数も急速に増えていきました。そして明治30年代半ばには、西洋風の束髪に海老茶色の袴スタイルが女学生の服装として完全に定着し、世間からは「海老茶式部」と呼ばれるようになりました。

大正時代になると、関東大震災を境目に女学生の服装の洋装化が急速に進み、袴姿は消えていきました。それが現代に見るような女子大生の卒業式の袴スタイルになったのは、『はいからさんが通る』という少女マンガが大ヒットし、アニメや映画となって広まったのが原因だと言われています。ヒロインの花村紅緒が、矢羽根模様の小振袖に海老茶色の袴姿で、自転車を颯爽と乗り回す姿がかっこよかったために、卒業式にブーツを履いた袴スタイルが取り入れられるようになりました。それが今ではすっかり定着しています。

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小紋と袴の組み合わせの魅力

卒業式での袴姿は、小振袖や中振袖を合わせることが多かったのですが、最近では「小紋(こもん)」と袴の組み合わせも人気があります。小紋というのは、模様を一方向に繰り返し型染めした着物のことを言います。ここでは、小紋についての基本知識や小紋と袴の組み合わせの魅力について解説します。

小紋についての基本知識

小紋には、普通の「小紋」と「江戸小紋」の2種類があります。普通の小紋の柄は、目で見て何が描かれているか判別できますが、江戸小紋の場合は、遠目には無地のように見えるほど細かい柄なのが特徴です。江戸小紋は、紋を入れれば結婚式のお呼ばれなどのフォーマルな場でも着ることができますが、普通の小紋は基本的に普段着なので、フォーマルな場に着て行くことはできません。

卒業式に向いているのは、普通の小紋の方です。先生が着る場合は江戸小紋でも大丈夫ですが、柄自体に華やかさはありませんので、淡い紅色のものを選べば色で春らしさを表現することができます。普通の小紋の方が色柄も豊富で袴とも合わせやすく、若い女性らしい華やかさもあるので、卒業式には普通の小紋の方を選ぶといいでしょう。学校の制服の延長として着るので、小紋と袴を組み合わせることに格式上の問題はありません

小紋と袴の色合わせのパターン

袴と小紋は色の合わせ方によって、卒業式の装いをいっそう引き立てることができます。効果的な色の組み合わせ方は以下の通りです。

  • コントラストを利用する:例えば、明るい色の小紋には暗い色の袴を合わせることで、互いの色が際立ちます。逆に、暗い色の小紋には明るい色の袴を合わせることによって、互いを際立たせることができます。
  • 色のトーンを統一する:小紋と袴の色を同系色にすることで、全体的にまとまりのある印象が作り出せます。例えば、淡いブルーの小紋に濃いブルーの袴を合わせると、統一感のある洗練された印象になります。
  • アクセントを加える:例えば、半衿の色柄を小紋の色柄の反対色を用いてアクセントにすることで、全体の印象を引き締めることができます。また、花柄の巾着やカラフルな足袋をアクセントにすることで、個性的なスタイルを強調することができます。このように、和装小物もコーディネートの一部として使用すれば、効果的なコーディネートができます。

これらのポイントを参考にして、大切な卒業式の日は、理想の袴スタイルで臨んでください。

「ゆめや」がご用意した、卒業式で着ていただける小紋と袴です。珊瑚色の錦紗縮緬には地模様が織り出され、芍薬、水仙、梅などの花々が染めで描かれています。やさしい雰囲気に合わせて、帯も紗綾型に花丸紋のやさしい絵柄を結びました。袴の下に着てもかわいらしいアンティーク小紋です。

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初めてでも失敗しない小紋と袴の選び方

春の卒業式には、着物に季節感を取り入れることで、コーディネートを完成することができます。ここでは、春らしい小紋のデザインと袴の選び方について解説します。

卒業式におすすめの春らしい小紋のデザイン

春らしさ満載の柄と言えば、やはり花柄に尽きます。紅色の小花を着物全体に散らした柄や、大きめの花柄の小紋がおすすめです。地色は、淡いピンクや黄色、オレンジ色であれば、春らしさが存分に味わえるでしょう。

卒業式では着物の柄も大切ですが、どんな色の袴と合わせるかで全体的な印象が違ってくるため、袴との組み合わせ方が大事です。

季節に合った春らしい袴の選び方

卒業式にぴったりの袴を選ぶためには、小紋の色や柄に合わせて、袴の色や素材が季節感をしっかりと表現できるものを選ぶことが大切です。一例として、三つのスタイルを以下に紹介します。

  • 淡い緑色の袴:新緑を思わせるような爽やかな緑は、春の始まりを象徴します。小紋の淡い色と組み合わせることで、全体が柔らかい印象になります。黄色やピンク色の袴下帯でアクセントを付ければ、メリハリのある装いになります
  • 桜の刺繍入りの紫の袴:濃い紫色の袴は、白や淡い黄色の小紋に合わせると、華やかさの中に引きしまった印象になります。卒業式で人気のある、春らしい色の組み合わせの一つです。紫色の袴に、ピンクの桜の小花の刺繍をアクセントとして入れることで、上品なかわいらしさを加えることができます。
  • 水色の袴:清潔感と爽やかさを兼ね備えた水色は、春の晴れ渡る空を思わせる色です。淡い色の小紋と組み合わせることで、優しさや若々しさを表現することができます。

春の卒業式には、これらの点を考慮して、小紋と袴の組み合わせを選ぶことで、季節感を存分に表現した装いを完成させることができます。

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卒業式に着るモダンな小紋と袴のコーディネート

大学生や専門学校生の卒業式では、個性を表現できるスタイリッシュな着こなしに人気があります。ここでは、モダンな小紋と袴の組み合わせについて詳しく解説します。

モダンな小紋の選び方

モダンな小紋というのは、伝統的なデザインの小紋には見られないような、現代的な感覚でデザインされた柄を持つ小紋のことを言います。モダンな小紋には、次のような特徴があります。

  • クールなデザイン:シンプルで大胆な絵柄やクールさを感じさせる色使いなど、伝統的な温かみのあるデザインとは違った魅力のある現代的な小紋を選ぶことで、若々しく活動的な印象を協調できます。
  • 抽象的・幾何学的な柄:亀甲文や流水文、縞模様といった伝統的な柄を、抽象的・幾何学的要素を強調して現代的にアレンジしたものは、ひと味違う印象を与えます。
  • モノトーンやバイカラー:地色と柄の色を同系色でまとめたモノトーンや、地色に全く色調の違う2色を用いたバイカラーなど、色彩面でチャレンジしたデザインを選ぶことで、独自の存在感を放つことができます

これらのモダンな小紋は、卒業式で個性的な着こなしをしたい方に向いていると言えます。

モダンな小紋をおしゃれにコーディネートする半衿と袴下帯

モダンな小紋と伝統的な小紋に対する袴の合わせ方に、特別な違いはありません。小紋と袴の色のコントラストを生かしてメリハリの利いた印象にするか、モノトーンの小紋の場合は袴も同系色のものを選んで統一感を持たせるとか、選び方の基本となる考え方は一緒です

大学生の卒業式においては、より個性的に着こなすために、半衿(はんえり)袴下帯(はかましたおび)の選び方にこだわってみるのも良い方法です。半衿というのは、着物の下に着る長襦袢の衿に付けるものです。本来は長襦袢を汚れから守るのが役割でしたが、明治時代以降は、着物をおしゃれにコーディネートするためのおしゃれアイテムになりました。フォーマルな場面では、半衿は白を用いるのがマナーですが、それ以外の場面では、色付きや柄入りのもの、刺繍入り、レースのものなどが使用されています。小紋の色柄に応じて、顔周りを引き立てるデザインの半衿を選ぶとよいでしょう。

また袴下帯は、袴の下に着る小紋を固定するための帯ですが、通常の袋帯や名古屋帯と違って半分くらいの幅しかないため「半幅帯」とも呼ばれています。袴の上に袴下帯が1~3cmほど見えるように着付けますが、袴下帯の色や柄を変えるだけで袴姿の雰囲気が大きく変わるため、袴をおしゃれに着こなすポイントとして念を入れて選びましょう。

「ゆめや」が提供する、卒業式で着ていただける小紋と袴です。扇面が膨れ織りで織り出された小紋柄のアンティーク着物です。鹿の子模様の濃いグリーンに、花々が膨れ織りになった扇面が描かれています。紋は入っていません。小紋としても、袴の中の着物としても着ていただくことができます。

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小学校の卒業式でも着用される小紋と袴

最近の小学校の卒業式では、女の子は小紋に袴男の子は羽織袴を身に着けて出席するケースが増えています。ここでは、小学生の女子に適した小紋と袴の選び方に焦点を当てて解説します。

小学生の女子が着る小紋と袴の選び方

小学生の女子が卒業式で着る小紋は、華やかさとかわいらしさを兼ね備えたデザインが好まれます。小紋を選ぶ際は、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。

  • 色の選び方:地色が赤やピンクの小紋は、かわいらしさが強調される色合いです。地色に白や黒、紫を選ぶと、少し大人びた清楚な感じが強調されます。黄色や水色、オレンジなど、明るく軽快さが感じられる色合いの小紋は、小学生の卒業式に映えます。袴の色は、紺や濃い紫色のものを合わせれば、きっちりと引き締まった感じになるし、淡い色合いのものを合わせれば、小学生らしいかわいさや優しさが引き立つ装いになります。
  • 柄の選び方:華やかさにあふれた牡丹や桜、菖蒲、菊などの花柄が、卒業式にふさわしくよく選ばれます。矢羽根や市松、幸菱などの古典柄も、変わらない人気があります。
  • 素材の選び方季節的に袷の時期なので、小紋は袷仕立てのものを選ぶようにします。ポリエステルのものが価格的に求めやすく、豊富な種類が出回っていますが、中には正絹のアンティーク品などもあります。お子さまたちが一日中快適に過ごせるよう、肌触りが良く、動きやすい素材を選ぶことが大切です

卒業式で先生が着る小紋の選び方

小学校や中学校、高校の卒業式では、女性の先生方も袴姿で式に臨む方が多いです。そもそも女性の袴姿は、明治時代に創立した女学校の生徒の制服として始まりました。当時は、女性の先生方も袴姿をしていたそうなので、袴姿は伝統的な女性教師の制服と考えることもできます。

先生が袴姿の時に着る着物の種類としては、色無地や訪問着が一般的です。では、小紋は着れないかというと、大勢のゲストを招いて挙行する卒業式で、普段着である小紋はやはりふさわしくないでしょう。ただ江戸小紋であれば、紋を入れることでフォーマルシーンにも対応できるので、卒業式で先生が着ても問題ありません。薄紅色の江戸小紋に濃い紫の袴を合わせるといった使い方をすれば、巣立っていく教え子を祝福するのにふさわしい装いになるでしょう。

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小紋と袴のレンタルのすすめ

卒業式では多くの女性が袴姿で出席することを選びますが、1度しか着用しないのであれば、レンタルを選ぶのは合理的な方法と言えます。ここでは、小紋と袴をレンタルするメリットやレンタルサービスを利用する流れについて解説します。

小紋と袴をレンタルする利点

小紋と袴を卒業式のためにレンタルする具体的なメリットは、以下の通りです。

  • 費用対効果:同じ着物でも、購入に比べてレンタルは費用を大幅に抑えることができます。卒業式で一度しか着ない着物を購入するのは、経済的とは言えません。
  • 品質の高さ:専門のレンタル店では、常に品質が保たれた着物と袴を提供しています。そのため、いつでも美しい着物姿で式典に臨むことができます。
  • 多様な選択肢:レンタル店では、多様な種類の着物を豊富なスタイルやデザインから選ぶことができます。そのため、自分が求める着物を見つけることができる可能性が高くなります。
  • メンテナンスの手間が不要:着物と袴の保管やメンテナンスには非常に時間と手間がかかりますが、レンタルサービスを利用すれば使用後は返却するだけでよく、クリーニングや保管の手間が省けます

レンタルサービスを利用する流れ

着物のレンタルをスムーズに進めるためには、以下のステップを踏むことが大切です。

  1. 早期の予約:卒業式シーズンはレンタルの需要が高まります。希望の小紋や袴を確実に借りるためには、できるだけ早めに予約を行うことが重要です。
  2. サイズの確認正確なサイズを測定し、提供されるサイズ情報と照らし合わせて、最適な着物と袴を選びます。不明点があれば、レンタル店に相談しましょう。
  3. 試着と最終調整:試着サービスが提供されている場合は事前に試着をして、サイズ感や着心地を確認します。これにより当日、理想的なフィット感で着用できます。
  4. 当日の準備:レンタルした着物と袴は通常、式の数日前に配送されます。受け取ったらしっかりとチェックを行い、準備をしておくことが望ましいです。
  5. 使用後の返却:卒業式が終わったら、指定された期日までに着物と袴を返却します。多くの場合、返却時のクリーニングは不要ですが、確認しておくことが大切です

このように、レンタルを利用することで、卒業式の準備と後片付けが大幅に簡素化され、袴姿を楽しむことができます。

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まとめ

この記事では、卒業式にふさわしい小紋と袴の選び方について詳しく解説しました。卒業式における女学生の袴姿の歴史や基本知識、小紋と袴の合わせ方、そしてレンタル方法の情報まで提供しました。

卒業式は新たなスタートの日です。その日にふさわしい美しい着物と袴で、大切な一日を迎えてください。この記事が皆さまの卒業式準備に役立ち、素晴らしい思い出作りの一助となれば幸いです。

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著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。
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