成人式の小物:第1話〜バッグや草履はどう選べばいいの?
金具も美しいですよ。取手や口金が金属でできているものがあります。その金属部分には緻密な彫りがほどこしてあるものがほとんどです。松竹梅や鶴亀などの吉祥紋様が手彫りしてあります。この彫りも、つるんとした現代の金属部分と違って深みを醸し出す、職人の技です。

この金具も放っておくとくすんでしまいますので、レンタルから帰ってきたらとにかく磨きます。金属磨きのフェルト生地のような布で、隅々まで丁寧に。誂えた当時の輝きをずっと保ち続けていられるよう、スタッフ一同でお手入れしています。
補修やお手入れは、たいへんですが楽しい作業です。じっくり見ると、今まで気付かなかった彫りが見えてきたり、模様に込められた願いに気付いたりと、新たな発見の毎日です。
ひとつにこれだけの丹精を込めるバッグは、現代ではもう作れないでしょう。いつまでも丁寧に手入れをしながら使い続けたいものばかりです。
ゆめやにはたくさんのアンティークバッグをご用意していますので、どの色のバッグを合わせるか迷ってしまうところですね。

きものの柄とイメージを揃えたり、同系色にしたり、思い切って反対色にしたりと、バッグはご自分のセンスを存分に発揮できるアイテムです。1週間は楽しんで迷えそうなバッグ選びです。
著者情報

執筆者 ゆめや通信編集部
この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。

監修者 田村芳子
「アンティークきものレンタルゆめや」店主
着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。