ゆめやの婚礼:お寺で和婚。やって良かった?準備するものは?
今回は、ゆめやの婚礼衣装をレンタルされ、2020年11月22日に和装での結婚式を神奈川県鎌倉市内で挙げられた森様に、和婚をお選びになった理由やゆめやを利用された経緯、婚礼衣装を実際に着用されたご感想、ゆめやのサポートで良かった点などについてお伺いしました。
――なぜ和装での挙式をお選びになったのでしょうか?
一番の理由は、大好きな着物を着て結婚式を挙げたかったからです。実は大学を卒業して働き始めたあと、お休みの日には着付け教室に通っていました。通うようになったのも、友人のお母さまから「着付け教室を開くのでちょっとやってみない?」と誘われたのがきっかけです。最初は軽い気持ちで始めた着付け教室も通い続けるうちに、着物の独特の色味や風合いなどに惹かれていきました。白いウェディングドレスもすてきではありますが、私にとって着物は身近で魅力的なものなんです。
――ゆめやの婚礼衣装をご利用されようと思ったきっかけを教えてください。
NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」のドラマを見て、主役の花子を演じた吉高由里子さんが結婚式を挙げていた際に着ていらっしゃった黒引き振袖がとてもすてきだなと以前から思っていたんです。もし結婚式で着るならば吉高さんの着ていらしたような黒振袖がいいなと。そこで、ドラマのホームページを見てみましたら、衣装協力に「ゆめや」さんの名前が書いてありました。
インターネットでゆめやさんのことを調べましたら、吉高さんがお召しになっていたものはもちろんのこと、100年以上前に作られたアンティークの着物をたくさん取り揃えていらっしゃるとのことでますます着てみたいという思いが強くなったんです。結婚式を挙げることを決めた(2020年の)5月、ドラマで使われた黒振袖もあるというゆめやさんの山梨本店に足を運びました。
――ゆめやの山梨本店でアンティークの着物を実際に見られ、そしてご試着されてみていかがでしたか?
まず吉高さんが着ていらっしゃった黒振袖を見せていただいたところ、御所車に松竹梅の花々が模様の豪華な黒振袖。本物を目の当たりにしてテレビで見た以上に感動しましたね。私のようにドラマを見られて「着てみたい!」と、山梨本店に足を運んだ方も多かったとも伺いました。
最初はドラマの黒振袖に決めようと思っていたのですが、店主さんやスタッフさんから「そんな堅苦しくせず、どんどん試着していいのよ」と気さくにお声を掛けていただいたので、いろいろ試すことができました。試着は2時間くらいで6着ほど試させていただきました。
試しているうちに決めかねてしまって、私が「もう1回同じ着物を試着させてください」とお願いすることもありました。ですが、店主さんやスタッフさんは嫌がる顔ひとつされずご対応していただけてありがたかったです。こちらとしては「何回も着てしまってすみません」という感じだったのですが・・・皆さんから「せっかく来たからたくさん着てよ」とお声掛けをしていただいたおかげで、リラックスした気持ちで試着できました。