薄い灰紫色に扇と吉祥柄の五つ紋付色振袖【fui134】

紫がかった薄いグレーというのでしょうか、静かで品のある地色です。裏地はピンクの正絹で仕立てられています。昭和の初めころのアンティークでしょう。

大きな扇に七宝や青海波の吉祥柄と、花々が描き出されています。手刺繍もほどこされていますね。周りには梅や菊の花が白く描いてあります。うっとりするくらい品のある振袖です。

もともとは縮緬だったのかもしれません。時を経て、縮緬のしぼが小さくなり、なめらかでやわらかくなったという感じです。結果、錦紗縮緬のようになりましたからね、もとの正絹の質が良かったのだと思います。

着物にところどころ入れられている紫に合わせて、大人っぽい紫イメージの帯を合わせました。黒とシルバーの市松に、七宝と唐草と、デザイン化された菊の花でしょうか。

着物に強さが出ましたね。しっとりとしながらも、しっかりとした女性を思わせるコーディネートです。

成人式の振袖のほか、ご親戚やご友人の結婚式、お見合いや結納などにいかがでしょうか。

身丈が１７５cmもありますので、身長が１７０～１８０cmのお嬢さんにお召しいただけます。モデル体型のお嬢さんもご安心ください。