紅色と紫色のエ霞紋様に四季の花丸紋の七歳祝着【kod04】

白地に、紫、赤、クリーム色で、エ霞紋様が描かれています。ぼかしですね。色をシューっと横に引くという入れ方なのですが、加減がかなり難しいだろうと思います。熟練の技ですね。エ霞紋様の上には花丸紋様です。牡丹、水仙、菊、梅が手描きされています。赤い牡丹を囲っている梅の花が、ポコポコ、ぷくぷくしていて可愛いですね。

袖は同じ布を継いでいますが、ゆめやの和裁士の熟練の技で、目立たないように継いでくれています。衿には織りの入った黄緑の正絹を使い、裾回しと振りには赤と緑の絞りを使いました。一枚で、いかにも長襦袢を着ているように見える、ゆめやの技です。半衿を付けた半襦袢の上に、きものをお召しになってください。

慣れないきものだけでも大変なので、ゆめやでは長襦袢を着なくても済むような作りをしています。「こんなに楽に過ごせるんだったら、次もきものが着たい」って言ってくれることを願い、やわらかくて軽くて動きやすい正絹だけを使って作りました。

きものの表地と、裏の赤、裾回りの絞りの三枚を使って、お揃いの帯も誂えました。可愛らしさも三倍増しですね。