【七五三を楽しむ】専門家が教える3歳女の子に似合う着物セットの選び方
はじめに
七五三は、3歳の女の子にとって人生の節目となる大切な行事です。そんな特別な日を彩る晴れ着は、家族で大切に選びたいもの。着物や被布、髪飾りなど、可愛らしさと伝統的な雰囲気を兼ね備えたセットを選ぶことが理想的ですが、初めての経験だと戸惑うこともあるかもしれません。
そこで今回は、3歳女の子におすすめの七五三着物セットについて、選び方のポイントや人気の柄など、例を交えながら詳しくご紹介していきます。着物選びに不安を感じているお母さまも多いと思いますが、大切なのはお子さまの好みに合わせること。今回ご紹介するポイントを踏まえながら、ぜひお子さまと一緒に、思い出に残る一着を選んでみてくださいね。
3歳女の子:七五三着物セットと選び方
3歳のお子さまの七五三に向けて、ぴったりの着物セットをお探しのお父さまやお母さまも多いのではないでしょうか。ここではまず、3歳女の子に人気の七五三着物セットについて、選び方のポイントを交えながら詳しくご紹介します。お子さまの個性を引き立てながら、お祝いの席にふさわしい一着を見つけるヒントが見つかるかもしれません。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
古典柄×鮮やかなカラーの着物セット
七五三の着物セットを選ぶ際、古典的な柄や鮮やかなカラーは定番人気となっています。中でも、赤や白、水色といった色合いは、女の子の可愛らしさを引き立てるだけでなく、お祝いの席にふさわしい華やかさも演出してくれます。また、梅や菊、絞りなどの伝統的な和柄も、七五三ならではのモチーフとして欠かせません。
これらの要素を上手に組み合わせることで、モダンでありながら、どこか懐かしさも感じられる雰囲気を作り出せます。例えば、鮮やかな赤の着物に、白地に金の梅柄の被布を合わせたり、淡い水色の着物に、紫の絞り柄の帯を合わせたりするなど、色や柄のバランスを考えながらコーディネートするとよいでしょう。
ここで一つ、ゆめやでレンタル可能な着物をご紹介しましょう。裾のピンクから肩の黄色にかけてぼかしがほどこされ、梅・菊・牡丹・桜の花などが手描き・手刺繍された3歳祝い着です。手描き・手刺繍に加え、金泥もほどこされた豪華な祝い着です。ところどころ葉に配色されたブルーが効果的で、甘すぎず、しっかりとしたお家柄がしのばれるデザインです。お宮参りの掛け着物としてもお召しいただけます。
こちらのような伝統的なデザインはもちろん、最近は古典柄に加えて、レトロな花柄や、モダンな幾何学模様など、デザインの幅も広がっています。お子さまの好みや雰囲気に合わせて、理想の着物セットを探してみてくださいね。きっと、お子さまの個性を最大限に引き出す、特別な一着に出会えるはずです。
初めての七五三に:フルセットの魅力
七五三の準備は、着物選びだけでなく、被布や草履、髪飾りなど、揃えるべきアイテムが多岐に渡ります。特に初めてのお祝いとなる三歳の七五三では、何から揃えたらいいのか戸惑ってしまうかもしれません。そんな時に頼りになるのが、着物や帯はもちろん、小物まで一式揃ったフルセットです。
サイズ選びだけでトータルコーディネートが完成するので、初めての七五三準備も安心して進められるでしょう。しかも、単品で揃えるよりお得な価格設定になっていることも多いんです。
ただし、せっかくのフルセットだからこそ、事前の下調べは念入りに行いたいもの。お子さまの好みや、着付けのしやすさなども考慮しながら、経験豊富な店舗スタッフに相談してみるのがおすすめです。ぜひ、お子さまの笑顔に合った、ぴったりのフルセットを見つけてあげてくださいね。
3歳女の子の七五三着物:失敗しない為の二つのポイント
七五三における3歳の女の子の着物選びでは、色やデザインだけでなく、サイズ感や素材も重要な要素となります。ここでは、サイズ選びから素材選びまで、経験豊富な着物専門店のスタッフからのリアルなアドバイスをご紹介します。ぜひ参考にして、お子さまにぴったりの着物を探してみてくださいね。
ポイント1:成長に合ったサイズと着心地の良さをチェック
七五三の着物選びで一番気を付けたいのが、サイズ選びです。3歳児は個人差が大きく、同じ3歳でも身長や体重に差があるため、サイズは慎重に選びたいもの。しかし、「3歳用」と言っても、実際のサイズ感が分かりにくいのが悩みどころです。
そこでおすすめなのが、お子さまの身長や体重、肩幅などを実測し、現在のサイズを正確に把握すること。その上で、実際に着物を試着してみるのが一番確実です。特に、以下の点に注目してチェックしてみてください。
- 肩や腰まわりに、程よいゆとりがあるか
- 衿元が窮屈になっていないか
- 腕が十分に動かせるか
- 歩いたり座ったりした時に、窮屈感がないか
お子さまが笑顔で過ごせるかどうかは、選んだ着物の着心地が大きく影響します。ぜひ、七五三当日を想像しながら、動きやすさを重視して選んでくださいね。
ただ、ここで気を付けたいのが、あまり大きすぎるサイズを選ばないこと。余裕があり過ぎても、着崩れの原因になってしまいます。
一般的には、3歳児の成長を考慮して、少しだけ大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。半年先の成長を見越し、身丈は1〜2cm、裄丈は1cm程度大きめを選ぶといいでしょう。お子さまの成長とご予算に合わせて、ベストなサイズ選びを心がけてくださいね。
ポイント2:素材と柄選びがカギ
七五三の着物選びで押さえておきたいもう一つのポイントが、お手入れのしやすさです。3歳のお子さまは食事中の汚れも心配ですから、素材選びにはこだわりたいところ。
一般的に七五三の着物の定番素材は正絹(シルク100%)ですが、正絹はシミになりやすく、お手入れも大変なのが難点。お手入れが楽なおすすめの素材は、ポリエステルなどの化学繊維を混ぜた"化繊交織"の着物です。正絹に比べ、シミになりにくく、お手入れも簡単ですが、見た目の高級感はさほど損なわれません。
柄選びのポイントは、汚れが目立ちにくいことがあげられます。上品な白地の着物もすてきですが、ちょっとした汚れが気になります。おすすめなのは、赤や紺などの濃色の着物や、柄の多い着物です。加えて、お子さまの好みも取り入れるのであれば、古典柄の中でも人気の高い、梅や桜、菊などの花柄から、お子さまのお気に入りを選んであげるのがおすすめです。
最後に、帯や小物で全体のバランスを取ることも大切です。柄の多い着物には無地の帯を、シンプルな着物には華やかな帯を合わせるなど、トータルコーディネートでお子さまの魅力を最大限に引き出しましょう。お子さまの個性を大切にしながら、ご家族みんなで相談して、ぴったりの一着を見つけてあげてくださいね。
七五三の思い出に残る!3歳女の子に似合うヘアスタイル特集
七五三の晴れ姿に欠かせないのが、女の子の魅力を引き立てるヘアスタイルです。中でも3歳は、幼さが残る一方で、少しお姉さんになった雰囲気も感じられる、特別な時期。そんな3歳ならではの愛らしさを、ヘアスタイルで表現するにはどうしたらよいのでしょうか。
ここでは、七五三に人気の定番ヘアスタイルから、髪飾りの選び方まで、ヘアスタイルのポイントをご紹介します。ぜひ参考にして、お子さまの個性を最大限に引き出すヘアスタイルを見つけてあげてください。
定番の日本髪や三つ編みでかわいらしく
七五三の定番ヘアスタイルといえば、日本髪や三つ編みが代表的です。中でも人気なのが、幼さが残る3歳の女の子に似合う、シンプルな島田風の日本髪。前髪を少し残しつつ、両サイドの髪を後ろでまとめるスタイルで、トップにボリュームを出すことで、可愛らしさがアップします。着物や被布に合わせて、まとめ方を少しアレンジするのもすてきですよ。
3歳なら、あまり複雑なセットは避けたほうがいいでしょう。頭の形がきれいに見えるように、トップとサイドのバランスを取るのがポイントです。サイドの髪を少し残して耳にかけると、親しみやすい印象になります。
一方、三つ編みは、古風な雰囲気の中にも、動きのある可愛らしさを演出できます。ポイントは、編み目を少し緩めにすることです。きつく編みすぎると、大人っぽくなりすぎてしまうので注意が必要です。三つ編みの毛先に、リボンを飾れば、よりいっそう愛らしい雰囲気を楽しめます。
トップの髪を少し盛り、サイドの髪を編み込んだ三つ編みも人気です。大人っぽくなりすぎず、3歳の女の子の柔らかな表情によく合います。ゆる目に編むのがポイントです。毛先は軽くまとめるか、ほどよく崩すのがおすすめです。
髪飾りの選び方と上手な取り入れ方
ヘアスタイルを華やかに彩る七五三の髪飾り。定番のつまみ細工の花の髪飾りは、着物に合わせた色を選ぶと統一感のある晴れやかな印象に仕上がります。最近は、リボンやちりめん細工の髪飾りも人気です。シンプルな無地の着物にはリボンの髪飾りを合わせてロマンティックな雰囲気を、古典柄の着物にはちりめん細工の髪飾りで古典美を感じさせるのがおすすめです。
髪飾りを選ぶ際は、着物や帯とのバランスを考えることも大切です。メインとなるインパクトのある髪飾り1点と、さりげない飾り1〜2点を組み合わせるのが理想的でしょう。
ヘアスタイルとの相性も考えながら、髪飾りの配置バランスを考えましょう。額の生え際に沿って飾りを配置したり、左右対称になるようにバランス良く飾ったりするだけで、ぐっと華やかな印象になります。
髪飾りの組み合わせ方でも、雰囲気はかなり変わります。お子さまの表情を引き立てつつ、ヘアスタイルに合う髪飾りを選ぶのが理想的です。いろいろな組み合わせを楽しみながら、お子さまだけのオリジナルヘアアレンジを見つけてあげてくださいね。お子さまの個性を大切にしながら、お母さまの感性でコーディネートした七五三の思い出は、きっと一生の宝物になるはずです。
七五三の着物に合わせたい!小物選びのコツ
七五三の着物選びは、着物や被布だけでは完結しません。お子さまの晴れ姿を彩る、小物選びも欠かせないポイントです。草履や巾着、髪飾りなど、トータルコーディネートで統一感を出すことで、より一層華やかな印象に仕上がります。また、写真撮影の際に活躍する、フォトジェニックな小道具選びも重要です。
ここでは、七五三の着物に合わせたい小物選びのコツを、実例を交えながらご紹介します。ぜひ参考にして、お子さまの晴れ姿を、小物使いでさらにすてきに演出しましょう。
トータルコーデで統一感をアップ
七五三の着物に合わせて揃えたい小物の定番といえば、巾着や草履などの和装小物です。着物の色や柄に合わせてコーディネートすることで、全体の統一感がぐっとアップします。
特に、巾着は着物姿をより一層引き立ててくれるアイテムです。例えば、赤い着物に同系色の緋色の巾着を合わせると、統一感のある上品な印象になります。一方、黒地に金の花柄の着物には、金色の巾着を合わせるのもおすすめです。柄の一部と同じ色を選ぶことで、コーディネートのアクセントになります。
草履も、着物との相性が大切です。例えば、白地に赤い桜の着物には、シンプルな赤の草履がぴったりです。一方、柄が主役の着物には、無地の草履を合わせるのが鉄則と言えます。足元までトータルコーディネートを意識することで、お子さまの晴れ姿がより一層引き立つことでしょう。
小物選びのポイントは、さりげなく合わせること。例えば、赤い着物には、ワンポイントで赤い小物を合わせるだけでOKです。小物は脇役に徹することで、お子さまの晴れ姿がより一層映えるでしょう。
こちらはゆめやでレンタル可能な、目が覚めるようなグリーンの正絹に、花々の絵羽模様が手描き友禅で描き出された、五つ紋付きの3歳用祝い着です。ふんわりとした柔らかな錦紗縮緬で、手刺繍もほどこされた上質な着物です。肩上げ、腰上げ、袖つまみが可能で、被布もお選びいただけます。掛け着物としてもお召しいただけます。ピンクもいいし、黄色もいいし、白もかわいいかな、赤もいいな、夢が膨らみますね。
着物選びと同じように、小物選びも色使いとバランス感覚が大切です。トータルコーディネートを意識して、小物選びを楽しんでみてくださいね。
フォトジェニックな小道具も要チェック
せっかくの七五三の記念写真だからこそ、フォトジェニックな小道具にもこだわりたいもの。お子さまの晴れ姿を彩るだけでなく、写真映えもばっちりな小物を選びましょう。
七五三写真の定番小道具といえば、色とりどりの「てまり」です。丸くてかわいらしいフォルムが、お子さまの愛らしさを引き立ててくれます。着物の色に合わせたてまり選びがおすすめです。例えば、ピンクの着物には、深い赤のてまりを合わせると、コントラストが美しい写真になります。また、金銀の鶴の置物や、ちりめん細工の亀の飾りなども、おすすめの小道具です。めでたい席にふさわしい、縁起の良いモチーフですね。
小道具選びは、あまり凝りすぎないのがコツです。小道具は多くても2〜3点が目安で、てまりと、鶴か亀の置物を1点ずつ合わせるのがおすすめです。小道具は、お子さまの表情を引き立たせる脇役だと思って選ぶと良いでしょう。七五三写真は、お子さまの晴れやかな笑顔が主役です。ぜひ、小道具は脇役に徹して、お子さまの笑顔を最大限に引き出す写真撮影を目指してくださいね。
七五三の小物選びは、お子さまの晴れ姿に華を添える、とっても重要な役目を担っています。トータルコーディネートで、着物姿を引き立てる小物選びを心がけつつ、写真映えのする小道具にもこだわってみてくださいね。お子さまの個性が輝く、世界に一つだけの七五三スタイルを完成させてあげてください。心を込めて、お子さまの晴れ姿を彩る小物選びをお楽しみください。
着物のプロが教える!七五三当日を安心して迎える方法
七五三当日は、お子さまにとって特別な一日。できれば、ご家族みんなで心から楽しみたいですよね。でも、初めての七五三だと、当日の流れや準備に不安を感じるお母さまも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、着物のプロ目線で見た、七五三当日を安心して迎えるためのポイントをご紹介します。ぜひ参考にして、お子さまの笑顔あふれる七五三を迎えてくださいね。
専門店で着付けしてもらうメリットとは?
七五三当日、お子さまへの着付けは、お母さまにとって大仕事。自宅で着付けに挑戦するのも良いですが、やはり着付けのプロに任せるのが一番安心です。
着物専門店での着付けには、次のようなメリットがあります。
- 正しい手順で、無理のない着付けをしてもらえる。
- 着崩れしにくいよう、体型に合わせた着付けが可能。
- 小物の位置や柄合わせなど、細部までチェックしてもらえる。
- ヘアセットや髪飾りの装着まで、トータルでお任せできる。
お子さまの場合、着物を着ることによるストレスをできるだけ軽減することが大切です。専門店なら、お子さまの表情を見ながら、優しく丁寧に着付けを進めてくれるはずです。
また、お母さまの着物の着付けまで依頼できる専門店もあるので、ぜひ相談してみると良いでしょう。お母さまもお子さまも、晴れ着姿で思う存分楽しめますよ。
着付けの料金は、着物のレンタルに含まれていることも多いので、事前によく確認しておきましょう。当日は、十分に余裕を持ってお店に向かうよう、時間に余裕を持つのがおすすめです。
神社参拝&食事会を思い出に残るイベントに
七五三の定番イベントといえば神社参拝でしょう。それはご祈祷を受けて、お子さまの健やかな成長を願うひとときです。神社での記念撮影も欠かせません。
記念撮影で大切なのは、自然な笑顔を引き出すこと。そのためには、お子さまがリラックスできる環境づくりがポイントです。空いている時間帯を狙うなど、落ち着いて撮影できる状況を選びましょう。
ご家族の方は、お子さまの目線に合わせて話しかけたり、一緒に笑ったり、手を繋いだりしてみてください。自然な表情を引き出すきっかけになるはずです。鳥居をバックに家族写真を撮ったり、お子さまの一人歩きシーンを動画に収めたりするのもおすすめです。大好きなぬいぐるみを持たせるのも、笑顔を引き出す良い方法ですよ。
お参りの際は、お子さまの体調管理も忘れずに。水分補給を小まめに行い、休憩を取りながら参拝しましょう。歩き疲れたら、ベビーカーに乗せてあげるのも良いですね。
お参りの後は、家族みんなでのお食事会も楽しみの一つです。レストランを予約する際は、個室やお子さま用の取り分け皿があるか確認しておくと安心です。お子さまの好きなものを中心に、見た目にもかわいいお祝いメニューを用意してあげると喜ぶはず。BGMとして、お子さまの好きな曲を流すのもおすすめです。
せっかくの晴れ姿を披露できる特別な日。ご家族みんなで、お子さまの笑顔を引き出せるよう、楽しい一日をプロデュースしてあげてくださいね。きっと、一生の宝物になる思い出がたくさんできるはずです。
まとめ
ここまで、3歳女の子の七五三着物選びについて、押さえておきたいポイントをご紹介してきました。準備を進める中で不安になることもあるかもしれません。そんな時は、お子さまの笑顔を思い浮かべてみてください。大切なのは、お子さまの個性を活かしながら、ご家族で楽しく準備を進めていくこと。本番当日は、お子さまの笑顔を何より大切に、ご家族みんなで楽しい一日を過ごしてくださいね。
この記事が、すてきな七五三の思い出作りのお手伝いになれば幸いです。お子さまの晴れ姿を心から楽しみにしています。ご家族のご健康とお子さまのご多幸を、心よりお祈り申し上げます。