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【2024年最新版】打掛の色で魅せる結婚式!挙式向けの選び方とコツ

はじめに

結婚式における花嫁の装いは、日本の伝統と文化を象徴するものです。色打掛や白無垢は、ただの衣装を超え、結婚式の精神を色濃く反映した芸術作品ともいえます。

これらの衣装は、その豊かな色彩と繊細な柄で、祝福の日の記憶に深く刻まれます。本記事では、打掛の色の選び方をはじめ、これらの衣装が持つ意味についても掘り下げてご紹介します。

これから結婚式を迎える方々が、自らの個性を表現し、心に残る一日を迎えるための参考にしていただければ幸いです。

結婚式の打掛を手に入れるには?

皆さんは、結婚式で着る打掛を購入するかレンタルするかお決まりでしょうか。購入、レンタルともにメリット・デメリットがあるので、自分に合った選択をする必要があります。

ここでは、打掛の購入とレンタルのメリットやデメリットをご紹介し、ケース別にどちらがおすすめなのかを解説したいと思います。

レンタルor購入:おすすめはどちら?

打掛を選ぶ際、レンタルにするか購入するかは大きなポイントです。

レンタルがおすすめなのは、以下のようなケースです。

  • 費用を抑えたいカップル
  • 式後の保管場所に困る場合

レンタルのメリットは、次のような点が挙げられます。

  • 多くのショップで、さまざまなスタイルやデザインの打掛を取り揃えている
  • 高価なデザインも比較的リーズナブルに利用できる

一方、購入がおすすめなのは、こんな場合です。

  • 打掛を家族の財産として受け継ぎたい
  • 完全に自分好みにカスタマイズしたい

購入のメリットは、以下の通りです。

  • 結婚式だけでなく、記念撮影やその他の記念日にも使える
  • 個人的な価値を持つ大切なアイテムになる
  • 後世に伝えられる文化的価値がある

購入する際は、次のようなことに気をつけましょう。

  • 長期的な保存が前提なので、品質が高く耐久性のある素材を選ぶ
  • 高価な買い物なので自分だけでなく家族の意見も参考にする
  • 時間をかけて慎重に選ぶ

以上のようなポイントをもとに、打掛を購入するかレンタルするかを決めてみてください。

打掛の役割と文化的背景

打掛は日本の結婚式における象徴的な衣装であり、その役割は単に花嫁を美しく装うことだけではありません。

打掛には、文化的な価値と深い歴史が込められており、結婚式の中で特別な意味を持つ重要なアイテムといえます。

この章では、打掛が日本の結婚式でどのような役割を果たし、どのようにしてその文化的背景と結びついているかを探ります。

日本の結婚式における打掛の伝統

打掛の歴史は室町時代中期から始まったとされています。当時、上流階級の武家の女性が防寒用に着物の上から羽織っていたのが起源だと考えられています。

打掛が婚礼衣装として定着したのは江戸時代のことです。上層武士の婚礼では、花嫁は白地に銀の箔押しや縫箔の打掛を着用しました。

大名の姫君の婚礼では、数枚の小袖を重ねてから緋の袴を履き、その上に打掛を着用したそうです。

明治時代以降、打掛は次第に一般庶民にも広まっていきました。戦後になり、昭和30年頃から貸衣装が普及し始め、現在のような形になったといわれています。

打掛には以下のような特徴があるとされています。

  • 「婚家の人になった」という意味
  • 夫婦円満、平和、長寿、繁栄などの意味を持つ吉祥文様が多く用いられる

現在でも、打掛は結婚式のお色直しで人気の衣装です。白無垢とともに、日本の伝統的な婚礼衣装として親しまれています。

モダンなスタイルに昇華された伝統的な打掛

現代の打掛は、伝統的なスタイルを守りながらも、新しい素材やデザインを取り入れています。これにより、多様なスタイルを採用し、より多くの花嫁に選ばれるようになっています。

打掛は西洋のウェディングドレスとは違う独特の魅力を持ち、伝統と現代のバランスを保ちつつ、花嫁の個性を引き立てます。このような特徴によって、国際的な結婚式や写真撮影で特に高く評価されています。

デザイナーは伝統的な技術を活かしながら、現代のファッションセンスに合うように常に打掛をアレンジ。従来の色に新しい色を加えたり、より洗練された刺繍を施したりすることで、伝統的な要素を残しつつ、現代的な魅力を引き出しているのです。

また、環境に優しい素材を使うことで、サステナブルなファッションとしても注目されるようになりました。このような進化により、打掛は結婚式の衣装としてだけでなく、文化と時代をつなぐ役割も果たすようになりました。

ここで、ゆめやで取り扱っている結婚式用着物のレンタルプランから、「着物を自由に選べる婚礼・前撮り用衣装レンタルプラン(撮影無し)」をご紹介します。

こちらは、「一生残る婚礼写真」だから、着物にこだわりたい方におすすめです。100年以上の歴史があるアンティーク振袖を中心に、200点以上をお得なプラン専用価格でご提供しています。

プランにはご新婦様のお好きな衣装(1点、筥迫、末広、抱え帯、草履など全ての婚礼小物が含まれます)とご新郎のお着物(1点、羽織・袴・草履など一式。家紋のご変更も可)が含まれます。

実際のお着物・小物はゆめや東京店でのご試着でお選びいただけます。ご試着からお申し込みください。※本プランは衣装レンタルのみとなります。撮影は含まれません。ご注意下さい。

打掛の色と柄の選び方

打掛に施された柄や、色の持つ意味はさまざまです。色や柄の持つ意味を考慮し、花嫁の個性を表現できるような打掛を選びたいものですね。

ここでは、色の持つ意味で打掛を選びコツ、季節に合わせた色選びのコツ、柄や実用性も考慮した選び方について説明していきます。

色の持つ意味で選ぶ

打掛の色によって、結婚式の雰囲気や印象が大きく変わってきます。

以下ではいくつか具体的な色を挙げて、その意味についてご紹介します。

は昔から貴族の色とされてきました。

  • 高貴で神秘的な印象を結婚式に与える
  • 格式高い結婚式や歴史的な場所での結婚式に適している
  • 結婚式の風格を一層引き立てる効果がある

は新しい始まりと生命の再生を表します。

  • 自然と調和する結婚式や庭園でのセレモニーにぴったり
  • 新たな生活のスタートを清々しく祝福する
  • 緑を基調とした装飾はゲストにリラックスと安心感を与え、式全体を和やかにする

は安定と信頼の色だといわれています。

  • 海や空を連想させるため、ビーチウェディングやアウトドア結婚式に人気
  • 新郎新婦がこれから築く信頼の絆を象徴する
  • 親しい人々との絆を祝う場にもふさわしい
  • 青が持つ静けさと深みは、式の瞬間をより感動的にする

一つ一つの色に込められた意味と物語が、結婚式を単なるイベントから、人生で最も記憶に残る美しい節目へと変えてくれるのですね。

結婚式の季節に合わせた打掛の色選び

結婚式を行う季節に合わせた打掛の色を選ぶことは、式全体の雰囲気づくりにとても重要です。

以下では季節ごとの打掛の色選びのポイントをご紹介します。

春の結婚式におすすめなのは、以下のような柔らかい色合いです。

  • ピンク
  • 桜色

これらの色は、春の暖かな日差しや、花々の開花とよく合います。会場全体に温かみと希望に満ちた雰囲気を作り出してくれるでしょう。

夏の結婚式では、次のような爽やかな色が人気です。

  • 深い緑
  • 海の青

これらの色は、夏のすがすがしさを表現し、式のムードを軽やかに保ってくれます。

特に、海や自然がテーマの結婚式では、とてもよく映えるでしょう。

秋に結婚式を挙げるなら、以下のような深みのある色がおすすめです。

  • 金色
  • 深い赤
  • オレンジ

これらの暖色系の色は、秋の落ち着いた雰囲気とよく合います。感動的で心温まる印象を与えてくれるでしょう。また、安定と豊かな生活への願いを込めたメッセージにもなります。

このように、季節に合わせて打掛の色を選ぶことで、結婚式をより印象的で美しいものにすることができます。

打掛の選び方:柄と実用性

打掛を選ぶ際は、柄の意味を考えることも大切です。

例えば、

  • 鶴は長寿と幸福を表す
  • 竹は節度と強さを象徴する

といった意味があります。

柄に込められた意味や物語を考えながら打掛を選んでみましょう。

また、打掛は豪華な装飾が特徴ですが、あまり装飾が多いと重くなってしまうことも。以下の点にも注意しましょう。

  • 軽やかで動きやすい素材を選ぶ
  • 長時間のイベントでも快適に過ごせるものを選ぶ

適切な打掛を選ぶことで、特別な日を華やかに彩るだけでなく、快適に過ごすことができるでしょう。

打掛と和装小物と髪型のコーディネート

打掛と和装小物、髪型のコーディネートは、花嫁の装いを一層美しくする要素です。

この章では、打掛と髪型、和装小物の組み合わせに焦点を当て、理想的な和装コーディネートを実現するための具体的なアドバイスをご紹介します。

和装全体の統一感:アイテム別コーディネート

結婚式の打掛姿をより美しいものにするためには、打掛選びだけでなく、和装小物とのバランスを考えることが大切です。

特に、帯選びは和装の統一感を出すための基本となります。以下のポイントを押さえましょう。

  • 華やかな打掛には、シンプルな帯を合わせてバランスを取る
  • シンプルな打掛には、色鮮やかな帯を選んでアクセントを加える

帯の色と素材は、打掛と調和しているか、季節に合っているかを考慮して選ぶことが重要です。

足元のアイテムにも注意が必要です。草履や足袋は和装の全体的な印象を左右します。以下のポイントをチェックしてみてください。

  • 伝統的な白足袋に加えて、色を配した草履を選ぶと現代的な感覚を取り入れられる
  • 結婚式の場所やテーマに合わせて、草履の色やデザインを選ぶ

例えば、自然をテーマにした結婚式では、緑や茶色を取り入れた草履を選ぶと良いでしょう。また、結婚式の格式や場の雰囲気に応じて、より装飾的な草履を選ぶのもおすすめです。

打掛と他のアイテムとのバランスを考えながら、細部までこだわることで、よりすてきな和装姿を演出できるでしょう。

打掛と髪型の調和:美しい和装コーディネート

打掛に合う和装小物を選んだ後は、花嫁の髪型選びが重要なポイントになります。

髪型は打掛の色やデザインと調和するものを選ぶことが大切です。具体的には以下のようなポイントを押さえましょう。

  • 細やかな刺繍や金糸が施された打掛には、低めのシニヨンや緩やかなウェーブがエレガントに映える
  • シンプルな打掛には、花をあしらった華やかな髪飾りや、複数の簪(かんざし)を使って和のアクセントを加えるのもすてき

髪型と髪飾りは、打掛の美しさを引き立てるための重要な要素です。花嫁の顔立ちや結婚式のスタイルに合わせて慎重に選びましょう。

打掛との調和を考えた髪型選びでは、季節や結婚式の時間帯を考慮に入れることも大切です。以下のポイントをチェックしてください。

  • 春や夏の結婚式では、爽やかな印象のハーフアップやルーズなアップスタイルがおすすめ
  • 秋や冬の結婚式では、よりフォーマルなフルアップスタイルや、洗練されたストレートヘアが適している

また、和装の髪型には伝統的な簪(かんざし)を取り入れることで、さりげない華やかさをプラスできます。簪の選び方一つで、花嫁の和装がより一層特別なものになるでしょう。

一番大切なのは、花嫁の個性と和装の美しさが最大限に引き出される髪型を選ぶことです。プロの美容師と相談しながら、皆さんの打掛姿に最も似合う髪型を追求してみてください。

お色直しでの打掛の伝統と現代結婚式での活用例

お色直しは、花嫁が挙式後や披露宴の途中で衣装を替える人気の演出です。それぞれの装いがゲストに新鮮な印象を与え、式に華やかさを添える重要な役割を果たします。

ここでは、お色直しの伝統的な意味合いと、色打掛を使ったお色直しの例についてみていきましょう。

お色直しの伝統的意味合い

お色直しは、日本の結婚式で花嫁が披露宴の途中で衣装を替える伝統的な習わしで、その歴史は古く、奈良時代にまで遡るとされています。

  • 当時、結婚して3日間は白無垢を着続け、4日目に色打掛を着る習慣があった。
  • このようにして、女性が相手の家に染まることが許された

相手の家に「嫁ぐ」ことの象徴としての習慣だったお色直しは、現代では結婚式の一つのハイライト的な意味合いが強くなりました。

色打掛を使ったお色直しの例

現代では、お色直しは花嫁の個性を表現する手段として進化ています。お色直しの定番は、挙式で白無垢を着用し、披露宴で色打掛に変えるというパターンです。

衣装を変えることで、結婚式の雰囲気を一新できます。また、白一色だった衣装が、急に華やかな色柄になるため、ゲストにとってのサプライズにもなります。

お色直しは、花嫁にとってもゲストにとっても特別な瞬間です。自分らしさを大切にしながら、思い出に残るすてきな衣装を選んでくださいね。

ここで、ゆめやで取り扱っている結婚式用のお着物のレンタルセットから、「組み合わせ自由な婚礼・打掛・白無垢プラン(新婦2着・新郎1着)」をご紹介します。

こちらは、花嫁さまのお好きな打掛(1点、打掛の下に着る掛下着物が含まれます)、お好きな白無垢(1点、綿帽子と打掛の下に着る掛下着物が含まれます)とご新郎のお着物(1点、羽織・袴・草履など一式。家紋のご変更料金も含まれます)の計3点のお得なセットプランです。

実際のお着物・小物はゆめや東京店でのご試着でお選びいただけます。まずは、ゆめや東京店でのご試着からお申し込みください。

打掛のお手入れについて

打掛を購入した場合、美しい状態を保つための工夫が必要になります。

この章では、打掛の適切な保管方法とお手入れについて説明したいと思います。

打掛の保管方法とお手入れの方法

打掛を適切に保管することは、その美しさを長く保つために欠かせません。以下のポイントをもとに、理想的な保管環境を整えましょう。

  • 湿度が低く、直射日光の当たらない涼しい場所が最適
  • 通気性の良い布で打掛を覆う
  • 定期的に空気を通すことが大切

虫除けを使う場合は、以下のポイントに注意してください。

  • 化学薬品は避ける
  • 天然素材の防虫剤を選ぶ

また、打掛を長く美しく保つには、専門のクリーニングサービスを利用するのも効果的です。

  • 年に一度はクリーニングに出す
  • 汚れを落とし、生地をいたわることができる

このように、適切な保管方法を実践することで、打掛はその価値を長い年月にわたって保ち続けることができます。

まとめ

この記事では、日本の伝統的な婚礼衣装である打掛について、その歴史や魅力、色選び方のポイントなどを詳しく紹介してきました。

打掛の起源は室町時代に遡り、武家の女性の正装として着用されていました。江戸時代には、婚礼衣装として定着し、現代に至るまでその伝統が受け継がれています。

打掛の特徴は、以下のようにまとめられます。

  • 色鮮やかな柄や豪華な装飾が施されている
  • 白無垢とは異なり、色打掛は多様な色合いが楽しめる
  • 花や鳥、四季の風景など、日本の自然をモチーフにしたデザインが多い

打掛は、挙式や披露宴など、人生の節目となる大切な場面で花嫁の晴れ姿を引き立てる役割を果たします。また、前撮りなどでも人気の衣装です。

打掛を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

  • 自分の好みや個性を大切にする
  • 式場の雰囲気や季節感とマッチした色やデザインを選ぶ
  • 髪型や小物など、トータルコーディネートを考える

打掛は、日本の美意識や伝統文化を体現する衣装です。その美しさと格式の高さから、今もなお、多くの花嫁たちを魅了し続けています。大切な一日に、自分らしい一着を選んで、最高の思い出を作ってくださいね。

〈参考記事〉
https://cordy.jp/features/HTWA0030/
https://www.the-kimonoshop.jp/blogs/contents/shiromuku-history
https://dress.weddingpark.net/magazine/26
https://arakiya.biz/m/hareishounonagare
https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/hairstyle-makeup/japanese-hairstyle/05/
https://wakon-style.jp/iroha/6319/amp/
https://www.eines.jp/osaka/column/193/
https://www.mwed.jp/articles/11565/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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