ゆめやの婚礼:結婚式の参列では何を着ればいいの?振袖?訪問着?
「結婚式に参列するのですが、何を着るといいでしょうか?」よく聞かれます。
親しい仲なので、ぜひ和服で!と張り切ってはみるものの、この着物で正解なのかしら?失礼に当たらないかしら?何を着ればいい?帯は?バッグは?草履は?と不安になってしまいますよね。
和装で婚礼行事に参加する場合は、いくつかのルールがあります。今日はじっくりと解説いたしますので、お立場や季節などを考慮して、すてきな着物女子になりましょう。
➀新郎・新婦の母親
②兄弟姉妹など近い親族
③友人・職場の関係者
④おすすめの訪問着
⑤おすすめできない訪問着
⑥未婚のお嬢さんはぜひ振袖を
➀新郎・新婦の母親
新郎・新婦の母親の場合は、黒留袖を着用いたします。黒地に裾模様の入った五つ紋付の留袖がよろしいでしょう。帯や小物は白か金銀でまとめ、格式高いコーディネートにいたします。帯の模様は軽いものではなく、七宝・亀甲・蜀江・松竹梅・正倉院など格式の高い紋様をデザインしたものがおすすめです。
新郎新婦の母は、挙式・披露宴をとおして、いちばん高い格式の装いをしなければなりません。参列者様よりも軽いコーディネートにするわけにはまいりませんので、どうぞ留袖や帯の格式にはお気をつけください。
著者情報
執筆者 ゆめや通信編集部
この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
監修者 田村芳子
「アンティークきものレンタルゆめや」店主
着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。