淡いピンクベージュに菊、牡丹、菖蒲が咲く訪問着【hou05】

【訪問着とは?】着物のプロが監修、選び方の秘訣とコーディネート

訪問着とは、日本の伝統衣装である着物の一種で、格式ある場面にふさわしい装いです。結婚式や成人式、お茶会など、人生の特別な節目や社交の場において、その場の品格を引き立てる役割を果たします。

訪問着は、色や柄によって異なる意味を持ち、それぞれの場面に適したデザインが選ばれます。これにより、着る人の個性やその場の雰囲気を上品に演出することができますが、どのように選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。

この記事では、訪問着の選び方について詳しく解説し、色や柄が持つ意味や、それぞれの場面にふさわしいデザインの選び方をご紹介します。さらに、大切な訪問着を長く美しく保つためのメンテナンス方法についても取り上げています。ぜひ、訪問着を選ぶ際の参考にしてください。

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訪問着選びの心得

訪問着は単なる美しい衣服ではありません。なぜなら訪問着には、日本の伝統と文化、個人の品位と美的センスが表現されているからです。そのため、訪問着を選ぶ際にはあらかじめポイントを押さえておく必要があります。ここでは、訪問着選びの心得を紹介します。

年齢や体形に応じた訪問着の選び方

訪問着とは、さまざまな場面で身に着けることができる着物です。また、年齢問わず着用できる着物でもあります。しかし、訪問着を選ぶ際には、身に着ける人の年齢や体型を考慮する必要があります。例えば、若い女性には、フレッシュで明るい色彩や大胆な柄が似合い、年配の女性には、落ち着いた色合いや古典的な小紋柄が適しています。さらに、体型に合わせて訪問着を選ぶことで、着姿の美しさを引き立てることができます。例えば、スリムな体型の人には縦のラインを強調する柄が、ふくよかな体型の人には広がりを抑えるデザインがおすすめです。

なお、訪問着を選ぶ際には、帯や小物との調和も考慮する必要があります。帯は訪問着の印象を大きく左右するため、訪問着の色や柄と調和するものを選びましょう。また、帯締めや帯揚げ、草履やバッグなどの小物も全体のコーディネートに影響を与えるため、慎重に選択する必要があります。

訪問着の色と柄選び

訪問着の色と柄を選択する際には、着用する場の雰囲気や目的を考慮して選びましょう。例えば、ビジネスの場や公式な会合では、控えめで洗練された色と柄の訪問着が適切です。対照的に、お祝の場やお祭りなどの明るい場では、活気ある色と華やかな柄が好まれます。

また、訪問着の色や柄に込められた文化的な意味を理解することで、さらにその場に応じた適切な訪問着を選ぶことができるでしょう。色や柄にはそれぞれストーリーがあります。例えば菊には高貴さや延命長寿といったおめでたい意味が込められているため、お祝いの場にふさわしい訪問着です。このような色や柄に込められた意味を理解することで、訪問着はただの衣服ではなく、日本の美しい伝統や価値観、自分の個性や思いを表現するアイテムとなるのです。

こちらは、ピンクベージュの生地に菊が手描きされた訪問着です。柔らかな印象で、春のお祝いの場にぴったりです。

現代物の手描き友禅の訪問着です。まだ新品です。梅、桐、竹などの草花紋様が織り出された正絹の淡いピンクベージュの地に、菊、牡丹、菖蒲などが咲き、背中から肩にかけては桜が描かれています。帯は、デフォルメされた桜が地紋様と手刺繍で織り出されたピンクの袋帯を二重太鼓に結びました。帯揚げ、帯締めは着物に馴染む若葉の色にして、帯留め、帯締めの中心のライン、重ね衿に、ポイントとなるオレンジを配しています。

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着付けの極意

着付けとは、着物を身に着けるために必要な技術です。ここでは、着付けの基礎を紹介するとともに、訪問着の着こなしを一層引き立てる小物の選び方を解説します。

着付け技術の進化:初心者から達人への道

着付けの技術を通して、日本の伝統と文化に触れることができます。初心者はまず、着物の基本的な着付けの順番から学びましょう。着付けの際には、最初に肌着を身に着け、その上に長襦袢を羽織ります。最後に着物を着て、帯で固定します。着物の着付け方や帯結びの仕方については、練習をすることで少しずつ上達していくことができます。

中級者になると、着物や帯を適切にコーディネートする技術や、季節や場に応じた着物の選択ができるようになることが求められます。例えば、フォーマルな場や結婚式やお茶会などの行事には訪問着を合わせることが適当です。さらには、年齢や立場などを考慮して適切な装いができるようになることも重要です。

達人レベルでは、着付けの技術だけでなく、着物や帯の歴史、文化的意義に深い理解を持つことが必要です。着物一つ一つに込められた意味や、柄の由来を知ることで、その着物をより深く味わうことができるようになります。また、着物を着る際の所作や立ち振る舞いも、美しさを引き立てる重要な要素となります。

訪問着を彩る小物選び:スタイルを決定づける要素

小物選びは、訪問着を着る際に全体の印象を左右する重要な要素です。小物一つ一つが、着物の美しさを引き立て、その日の装いに意味や彩りを加える役割を持ちます。例えば、帯締めや帯揚げは、シンプルな訪問着に華やかさを加えることができ、草履やバッグの選択によって、フォーマルからカジュアルまでの印象を調整することが可能です。

小物選びでは、色や柄、素材が着物と調和することを考慮する必要があります。また、訪問着としての装い全体を考える際には、季節や着用する場の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。例えば、春には桜や梅の花をモチーフにした小物を選ぶことで、季節感を演出することができます。

さらに、高品質な小物を購入すると、何度も使用することができるため、長期的な視点で見れば経済的です。その場合、一時的なトレンドに流されず、時代を超えて愛用できるアイテムを選ぶことがおすすめです。訪問着と小物の両方で質を重視することは、着物を着る楽しみを深め、その美しさを長く保つことにつながります。

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訪問着で守るべきマナーとエチケット

訪問着とは、主にフォーマルな場面で着用することが多い着物です。そのため、訪問着を着用する際には、適切なマナーとエチケットが求められます。訪問着が選ばれる場面としては、結婚式、七五三、入学式、卒業式など、人生の中でも特別な日に選ばれることが多いです。このような特別な場においてマナーのある行動を取ることは、自分自身だけでなく、家族や友人、さらにはその場に集まる全員に対して敬意を表すことにもなります。

訪問着での行儀作法

訪問着を着る際には、まず姿勢に気を付けることが大切です。背筋を伸ばし、肩を張らずに自然な姿勢を保つことで、美しい着姿を維持できます。特に、写真撮影の際には、この姿勢を意識することで、より魅力的な写真を撮ることができます。

次に、手の位置にも注意が必要です。手は体の前で軽く組むか、膝の上にそっと置くようにします。手をぶらぶらさせると、見た目がだらしなく見えるため、控えめな動作を心掛けましょう。座る際には膝を揃えて正座するか、椅子の場合は浅く腰掛けて背筋を伸ばすことが大切です。

最後に、歩き方にも気を配りましょう。訪問着を着ているときは、裾を踏まないように気を付けながら、小さな歩幅でゆっくりと歩くことが求められます。これにより、着物が乱れることなく、優雅な印象を与えることができます。

結婚式や七五三での訪問着エチケット

結婚式や七五三などの特別なイベントでは、訪問着のエチケットを守ることがひときわ重要です。まず、色や柄の選び方に注意しましょう。結婚式では、白や黒などの派手すぎない色を選び、花嫁よりも目立たないようにすることが大切です。一方、七五三では、明るく華やかな色合いの訪問着を選ぶことで、お祝いの場にふさわしい装いとなります。

次に、小物の選び方にも気を配りましょう。結婚式では、シンプルで上品な帯やバッグを選ぶことで、全体のバランスが整います。また、七五三では、お子さまと一緒に写る写真を意識して、小物も華やかにコーディネートするとよいでしょう。例えば、かわいらしい帯留めや華やかな髪飾りを取り入れることで、お子さまと調和した装いを演出できます。

さらに、訪問着を着用する際の時間管理は重要なエチケットです。結婚式では、式の開始時間に遅れないよう、余裕を持って準備を進めましょう。七五三の場合も、神社での参拝や写真撮影のスケジュールを事前に確認し、時間通りに行動することが大切です。これにより、一日がスムーズに進行し、楽しい思い出を残すことができます。

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訪問着と小物の絶妙なバランス

訪問着を着る際、その美しさを最大限に引き出すのは着物と小物との絶妙なバランスです。訪問着自体の素材や色、柄も重要ですが、帯や帯締め、帯揚げ、草履、バッグなどの小物が全体の印象を大きく左右します。適切な小物の選び方は、着る人のセンスを表現するとともに、着姿の美しさを引き立てます。ここでは、小物の選び方について紹介します。

小物で作る訪問着の印象

訪問着を選ぶ際、小物をどのようにコーディネートするかによって着こなしが大きく左右されます。小物の中でも帯は特に重要で、訪問着全体のバランスを整える役割を持ちます。色鮮やかな帯を選ぶことでシンプルな訪問着も華やかに変身し、逆に落ち着いた色合いの帯を選べば、派手な訪問着を上品に見せることができます。帯揚げと帯締めは、微妙な色合いや質感の違いが全体の雰囲気を引き締めるため、訪問着と帯の色を考慮して慎重に選びましょう。

帯留めや髪飾りなどの小物は、訪問着コーディネートにおけるアクセントとしての役割があります。これらの小物を上手に選ぶことで、個性や趣を表現し、全体の印象を一層引き立てることができます。例えば、伝統的なモチーフの帯留めを選ぶことでクラシックな印象を、モダンなデザインのものを選ぶことで現代的な印象をそれぞれ演出できます。最後に、足元のコーディネートも忘れてはなりません。草履や足袋は、訪問着との色合わせが重要で、全体の調和を考えて選ぶ必要があります。このように、訪問着をうまく着こなすためには、小物類をうまくコーディネートさせることが不可欠です。

コーディネート実践:訪問着で魅せる華やかさ

訪問着のコーディネートで求められるのは、その場にふさわしい華やかさと優美さです。特にフォーマルな場では、訪問着本来の美しさを最大限に引き出すようなコーディネートが重要になります。シーンに合わせた小物選びもポイントで、訪問着の柄や色と調和する上品な小物を選ぶことで、洗練されたトータルコーディネートになります。

例えば、結婚式や七五三など、特別な日のための訪問着選びには、伝統的な美しさと現代の感覚とのバランスが求められます。例えば、結婚式では白や淡い色の訪問着に、シックな色の小物を合わせることで、落ち着きのある美しさを演出できます。一方、七五三などお子さまに関わるイベントでは、明るい色やかわいらしい柄の訪問着に、色彩豊かな小物を組み合わせることで、お祝いの雰囲気を表現することができるでしょう。

こちらは、ゆめやでレンタル可能な現代物の訪問着です。伝統的な美しさを備えながらも、現代的な感覚で幅広い場面で着こなすことができる一着になっています。

さまざまな花が手描きされた現代物の手描き友禅の訪問着です。丈も裄も現代のサイズに合わせてゆめやで仕立てました。帯は、七宝柄のおめでたい袋帯を合わせました。青海波や菱紋が織り込まれたベージュ地に、オレンジや緑などの七宝紋様が浮き出ており、おめでたさを象徴しています。

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訪問着レンタルと購入の適切な選択

訪問着をレンタルするか購入するかは、個々のニーズとライフスタイルを考えて選びましょう。レンタルはコストを抑え、さまざまなスタイルを手軽に試すことができるのが大きなメリットです。一方で、購入は自身に合った訪問着を手にしたい方におすすめです。ここでは、訪問着のレンタルと購入のメリットと、購入する際の訪問着の選び方について紹介します。

レンタルと購入の選び方

レンタルの利点とは、特別な日のためにいろいろなスタイルを手軽に試せることです。予算に応じてさまざまな種類の訪問着を体験できるので、ファッションに敏感な方には特に魅力的に映るでしょう。しかし、レンタル訪問着は他人が着用したものであるため、状態や品質にばらつきがあるかもしれません。反面、訪問着を購入することは、一時的には大きな費用負担を伴いますが、長期的な投資として考えれば、自分だけの特別な一着を手に入れることができるという利点があります。なお、購入した訪問着は、世代を超えて受け継ぐこともできます。

また購入を選択する場合、長期的に見てコスト効率が良い可能性があります。購入した訪問着は、適切なメンテナンスを施せば何十年もの間、美しい状態を保つことができるため、繰り返し使うことができます。一方、レンタルは一時的な利用であり、何度もレンタルする場合、トータルコストが高くなる可能性があります。個人の予算や、使用頻度、スタイルの好みに基づいて、レンタルと購入のどちらを選択するか決定することが重要です。

購入する訪問着の選び方

訪問着の購入を考える際にまず考慮すべきなのは、自分のライフスタイルと訪問着を着用する機会がどの程度あるかです。毎年数回以上フォーマルな場に出席する予定がある場合、質の高い訪問着を購入することが賢明です。購入時には、素材感、色合い、柄の種類を細かく検討し、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。

また、購入した訪問着は長く使うものなので、流行や年齢に左右されないクラシックなデザインを選ぶことがおすすめです。また、着用シーンを想定して、多様な場面で適切となる色や柄を選ぶことが重要です。高品質の訪問着は価格が高くなる傾向にあるため、予算内で最良の選択をするためには、複数の店舗やオンラインショップを比較検討することが必要です。

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訪問着のケアと保管の技術

訪問着はその美しさを長持ちさせるため、適切なケアと保管が必要です。まず、着用後は訪問着の風合いを損なわないように、優しくブラッシングして汚れを取り除き、湿気を取るために風通しの良い場所で陰干しします。陰干しが終わったら正しい方法でたたみ、たとう紙に入れて保管します。なお、保管の際には、直射日光や湿度の影響を受けないよう、適切な場所と方法を選ぶことが肝心です。

訪問着の美しさを守るケア方法

訪問着を適切にケアすることで、美しさと寿命を長く保つことができます。例えば、シミになりやすい飲食物の汚れを見つけたら、自宅で洗濯するのではなく、専門のクリーニングサービスに頼むことをおすすめします。また、自宅での保管では、季節ごとに訪問着を取り出して虫干しし、空気に触れさせることで湿気を取り除き、カビや虫食いの発生を防ぎ、長持ちさせることができます。

長期保管の秘策:訪問着を長く愛するために

訪問着の長期保管にはいくつかのポイントがあります。まず、訪問着を長期間着ない場合にはクリーニングしてから保管することが大切です。汚れをそのままにしておくと、時間とともにシミや劣化の原因となります。次に、保管場所は湿度と温度が安定していて、直射日光が当たらない場所を選ぶ必要があります。通気性の良い桐たんすが理想的ですが、利用できない場合は、通気性の良いカバーをかけて風通しを良くすることが重要です。また、虫干しを年に数回行い、生地に風を通すことで虫害を防ぎ、生地をいたわりましょう。訪問着を長く大切にするためには、これらのケアと保管方法に気を配ることが大切です。

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まとめ

この記事を通じて、訪問着とは何かから始まり、訪問着の選択方法や、コーディネート、レンタルと購入の判断、そして適切なケアと保管の方法まで、さまざまな内容について紹介しました。訪問着とは、単なる衣服ではなく日本の伝統を体現する芸術作品であるとも言えます。この記事によって、適切に訪問着を選ぶことができ、日本の伝統的な美しさの象徴でもある、訪問着を身にまとえることに役立つことを心から願っています。

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〈参考記事〉
https://www.saganokan.com/hakama/content/8110/
https://ewha-yifu.com/topics/wedding/

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著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。
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