【プロ監修】オレンジ色の着物レンタルガイド|振袖や訪問着のコーデ術
はじめに
オレンジ色は、明るく華やかな印象を与えてくれる魅力的な色ですが、次のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
- オレンジ色の着物に合う小物の選び方が分からない
- オレンジ色の着物の着こなし方が分からない
この記事では、そんなお悩みを解決するため、オレンジ色の着物の魅力や選び方、コーディネート術、着物をレンタルする際の注意点などを詳しく解説します。
オレンジ色の着物を上手に着こなすコツが分かり、自分に合ったスタイリングを見つけられるでしょう。
オレンジ色の着物が似合う人はどんな人?
オレンジ色の着物は、明るく華やかな色味で、着る人の印象を明るく見せてくれます。しかし、肌の色や髪の色、年齢などによっては、似合う人と似合わない人がいます。
ここでは、オレンジ色の着物が似合う人の特徴について解説します。
明るい肌色の人におすすめ
オレンジ色の着物は、明るい肌色の人に特におすすめです。オレンジ色は、肌の色を健康的で明るく見せる効果があります。
- 色白の人:色白の人は、オレンジ色の着物を着ることで、肌の色がより一層明るく見えます。特に、ピンク系のオレンジ色は、色白の人の肌色を美しく引き立ててくれます。
- 黄み肌の人:黄み肌の人は、オレンジ色の着物を着ることで、肌の色が明るく見えます。特に、黄色寄りのオレンジ色は、黄み肌の人の肌色を自然に補正してくれます。
ただし、赤みが強い肌の人は、オレンジ色の着物を着ると肌の赤みが強調されてしまうため、避けた方が無難でしょう。
若い人や明るいイメージの人におすすめ
オレンジ色の着物は、若々しく明るいイメージを与えてくれるため、若い人や明るいイメージの人におすすめです。
- 10代、20代の人:オレンジ色の着物は、10代、20代の若い人に特におすすめです。成人式や卒業式など、晴れの日の振袖や袴に、オレンジ色を取り入れることで、若々しく華やかな印象を与えることができます。
- 明るい性格の人:明るい性格の人は、オレンジ色の着物を着ることで、その明るさをより一層引き立てることができます。特に、黄色寄りのオレンジ色は、明るく元気なイメージを与えてくれます。
以上のように、オレンジ色の着物は、明るい肌色の人や、若い人、明るいイメージの人に特におすすめです。
オレンジ色の着物の選び方|色味や素材で変わる印象
オレンジ色の着物は、色味や素材によって、印象が大きく変わります。
ここでは、オレンジ色の着物の選び方のポイントをご紹介します。
オレンジ色の色味で変わる印象
オレンジ色には、明るいオレンジから、濃いオレンジまで、さまざまな色味があります。色味によって、印象が変わるので、自分に合った色味を選ぶことが大切です。
- 明るいオレンジ色:明るいオレンジ色は、元気で活発な印象を与えてくれます。若い方や、はつらつとした印象を与えたい方におすすめです。ただし、あまりに明るすぎると、お子さまっぽい印象になってしまうので、注意が必要です。
- 濃いオレンジ色:濃いオレンジ色は、落ち着いた大人っぽい印象を与えてくれます。年配の方や、上品な印象を与えたい方におすすめです。ただし、あまりに濃すぎると、重たい印象になってしまうので、注意が必要です。
- レンガ色のオレンジ:レンガ色のオレンジは、赤みが強いオレンジ色です。温かみがあり、落ち着いた印象を与えてくれます。秋冬の着物におすすめです。
オレンジ色の着物の素材で変わる印象
オレンジ色の着物は、素材によっても雰囲気が大きく変わります。
ここでは、オレンジ色の着物の素材ごとの特徴と、その印象について解説します。
- 絹:絹は、光沢感があり、上品で高級感のある素材です。オレンジ色の絹の着物は、艶やかで華やかな印象を与えます。特に、振袖や訪問着など、フォーマルな場面に適しています。絹は、肌触りも良く、着心地も抜群です。
- 木綿:木綿は、ナチュラルで柔らかな素材です。オレンジ色の木綿の着物は、カジュアルで親しみやすい印象を与えます。普段着として、気軽に着ることができます。木綿は、吸湿性や通気性に優れているため、汗をかきやすい夏場にも適しています。
- 麻:麻は、さらりとした肌触りと、独特の光沢感が特徴の素材です。オレンジ色の麻の着物は、涼しげで爽やかな印象を与えます。夏の着物として人気があります。麻は、シワになりやすいという特性がありますが、その風合いを楽しむのも麻ならではの魅力です。
- ポリエステル:ポリエステルは、手入れが簡単で、シワになりにくい実用的な素材です。オレンジ色のポリエステルの着物は、カジュアルな印象を与えます。ポリエステルは、比較的安価で、気軽に着ることができるため、普段着として人気があります。
このようにオレンジ色の着物は、素材によって雰囲気が変わるため、TPOに合わせて選ぶことが大切です。
フォーマルな場面には絹、カジュアルな場面には木綿やポリエステル、夏には麻や木綿がおすすめです。
自分の好みや用途に合わせて、素材を選ぶことで、オレンジ色の着物をより楽しんでみてください。
オレンジ色の振袖や訪問着のおすすめデザイン
ここでは、オレンジ色の振袖や訪問着のおすすめデザインをご紹介します。
【古典柄のオレンジ色振袖】
オレンジ色の地に、古典柄が施された振袖は、伝統的な美しさを感じさせてくれます。特に、紺、紫などの色と組み合わせると、上品な印象に仕上がります。帯は、同系色の帯や、金銀の帯がおすすめです。
【ぼかし染めのオレンジ色振袖】
オレンジ色から、赤やピンク、黄色などにグラデーションがかかったぼかし染めの振袖は、より華やかで個性的な印象になります。帯は、グラデーションの一部の色を取り入れたものを選ぶと、統一感のあるコーディネートになります。
【花柄のオレンジ色訪問着】
オレンジ色の地に、花柄が施された訪問着は、エレガントで女性らしい印象を与えてくれます。特に、白や緑などの色と組み合わせると、エレガントな印象をアップさせてくれます。
ここで、ゆめやで取り扱っている着物のレンタルセットから、「橙色に菊と破れ立涌の小振袖」をご紹介します。
破れ立涌に菊や梅の花が大きく華やかに咲き誇ったアンティーク小振袖です。橙色の地色が印象的な一着。
模様はすべて手描きで施され、職人の柔らかな気質が表れた作品です。帯は、黒地に赤い絞りの麻の葉と、紗綾型が織り出された水色に手刺繍から成ります。
結び方によってまったく印象が変わりますので、どうぞ工夫なさってください。肩や袖に十分な柄がございますので、袴を着けてもお召しいただけます。
オレンジ色の着物に合わせる小物の選び方|おしゃれなコーディネート例
オレンジ色の着物は、小物の選び方次第で、よりすてきなコーディネートに仕上げることができます。
ここでは、オレンジ色の着物に合わせる小物の選び方と、おしゃれなコーディネート例をご紹介します。
オレンジ色の着物に合う帯の選び方
オレンジ色の着物に合う帯の選び方は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 同系色の帯を選ぶ:オレンジ色の着物に、同系色の帯を合わせると、統一感のあるコーディネートになります。例えば、オレンジ色の着物に、朱色や赤茶色の帯を合わせると、落ち着いた印象になります。
- 補色の帯を選ぶ:オレンジ色の補色は青系の色です。オレンジ色の着物に、青系の帯を合わせると、引き締まった印象になります。例えば、オレンジ色の着物に、紺色や青緑色の帯を合わせると、モダンな印象になります。
- 柄物の帯を選ぶ:オレンジ色の着物に、柄物の帯を合わせると、より華やかな印象になります。例えば、オレンジ色の着物に、金銀の箔や、絞りなどの技法が施された豪華な帯を合わせると、晴れの日にふさわしいコーディネートになります。
オレンジ色の着物に合う小物の選び方
オレンジ色の着物に合う小物の選び方は、以下の3つのポイントを押さえるといいでしょう。
- 帯に合わせて小物を選ぶ:帯に合わせて、草履や巾着、髪飾りなどの小物を選ぶと、統一感のあるコーディネートになります。例えば、朱色の帯に合わせて、朱色の草履や巾着を選ぶと、上品な印象になります。
- アクセントカラーの小物を選ぶ:オレンジ色の着物に、アクセントカラーの小物を合わせると、より華やかな印象になります。例えば、オレンジ色の着物に、緑色の帯揚げや、紫色の帯締めを合わせると、個性的な印象になります。
- 柄物の小物を選ぶ:オレンジ色の着物に、柄物の小物を合わせると、より華やかな印象になります。例えば、オレンジ色の着物に、花柄の帯揚げや、古典柄の草履を合わせると、上品な印象になります。
オレンジ色の着物は、小物次第でさまざまな印象に変化させることができます。
TPOに合わせて、帯や小物を選ぶことで、よりすてきなコーディネートに仕上げることができるでしょう。ぜひ、自分らしいコーディネートを楽しんでみてください。
オレンジ色の着物の着こなし方|シーン別のコーデ術
オレンジ色の着物は、シーンに合わせた着こなし方を知っておくことで、よりすてきなコーディネートを楽しむことができます。
ここでは、オレンジ色の着物の着こなし方と、シーン別のコーデ術をご紹介します。
卒業式におけるオレンジ色の振袖の着こなし方
卒業式は、学生生活の締めくくりとして、晴れやかな装いで臨みたいものです。その中でも、オレンジ色の振袖は、明るく華やかな印象を与えてくれるので、卒業式にぴったりの色です。
ここでは、卒業式におけるオレンジ色の振袖の着こなし方をご紹介します。
- 帯選び:帯は、金銀の箔や、絞りなどの技法が施された豪華なものを合わせると、より華やかな印象になります。ただし、卒業式は成人式ほど派手すぎないように注意しましょう。
- 小物選び:小物は、オレンジ色に合わせて、白や金色、シルバーなどの色を選ぶと、上品な印象になります。バッグや草履は、シンプルなデザインのものを選ぶといいでしょう。
- アクセサリー選び:髪飾りは、オレンジ色の花や、パールなどを使ったものがおすすめです。ただし、あまり大きすぎるものは避けて、上品さを保つようにしましょう。
- 衿元について:衿元は、白や黒、紺などのシンプルな色の衿を合わせると、オレンジ色の振袖が引き立ちます。柄物の衿を合わせる場合は、振袖の柄と調和するものを選びましょう。
- メイクについて:メイクは、オレンジ色に合わせて、ゴールドやブラウン系の色を使うと、統一感のある仕上がりになります。リップは、オレンジ寄りのコーラルピンクなどがおすすめです。
オレンジ色の振袖は、卒業式の晴れやかな雰囲気にぴったりの色です。ただし、成人式ほど派手になりすぎないように、小物やメイク、髪飾りなどは上品さを意識して選ぶことが大切です。
自分らしい着こなし方を見つけて、卒業式を思い出に残る一日にしてください。
ここで、ゆめやで取り扱っている振袖のレンタルセットから、卒業式にもぴったりの、「ダイヤ柄にモノクロの菊紋様の小振袖」をご紹介します。
こちらは、自由な大きさのカラフルなダイヤ柄が施された正絹地に、モノクロの菊紋様が描かれたアンティーク小振袖です。
たいへんインパクトが強く、斬新なデザインと配色の一品です。帯は全体を引き締めるように黒の正絹を結びました。
黒地に浮かぶ花や葉が鮮やかです。重ね衿も同じ黒で引き締め、帯留めは漆工芸の螺鈿(らでん)を留めました。
結婚式におけるオレンジ色の訪問着の着こなし方
結婚式に参列する際、オレンジ色の訪問着などを選ぶことで、結婚式の華やかな雰囲気により一層の華を添えることができます。ただし、花嫁衣装とかぶる可能性があるため、着こなしには注意が必要です。
ここでは、結婚式におけるオレンジ色の訪問着の着こなし方をご紹介します。
- 柄は小さめのものを選ぶ:オレンジ色の訪問着を選ぶ際は、大柄の模様よりも小さめの柄を選ぶと、全体的に上品な印象になります。菊、牡丹、桜など、伝統的な花柄がおすすめです。
- 帯は上品なデザインを選ぶ:オレンジ色の訪問着に合わせる帯は、金銀の箔や絞りなどの技法が施された上品なデザインを選ぶと結婚式にふさわしい装いになります。ただし、あまり派手になりすぎると結婚式の雰囲気を壊してしまいます。バランスを考えて選ぶことが何より大切です。
- 花嫁衣装とかぶらないよう注意:オレンジ色は、花嫁衣装の色打掛に使われることが多い色です。花嫁衣装とかぶらないよう、事前に確認しておくことが大切です。もしかぶってしまう場合は、他の色の訪問着を選ぶことをおすすめします。
着物をレンタルする時に知っておきたいこと
オレンジ色の着物の魅力が分かったところで、実際に着物を着るにはどうすればいいでしょうか。
あまり着物を着る機会のない人にとって、購入するのはハードルが高いものですよね。そこでおすすめなのが着物のレンタルサービスを利用することです。
ここでは、着物をレンタルする時に知っておきたいことをご紹介します。
着物のレンタル予約は早めに
オレンジ色の着物は、成人式や卒業式、結婚式などの晴れの日に人気の色です。
そのため、オレンジ色の着物のレンタル予約は、早めに行うことをおすすめします。一般的には、成人式の場合、一年前から予約を開始するレンタル店が多いです。
人気の色や柄は、早い段階で予約が埋まってしまうこともあるので、気に入ったオレンジ色の着物を見つけたら、すぐに予約することが大切です。
また、レンタル予約の際は、試着をすることをおすすめします。実際に着物を着てみることで、自分に合ったサイズや色味を確認することができます。
着物のレンタル契約時に注意するポイント
着物をレンタルする際の契約は、トラブルを避けるためにも、しっかりと内容を確認する必要があります。
ここでは、着物のレンタル契約時に注意すべきポイントをご紹介します。
- 料金プランの内容を確認する:着物のレンタル料金には、着物本体の料金のほかに、帯や小物、着付け料金などが含まれる場合があります。フルセットのプランなのか、単品レンタルなのかを確認し、総額を把握しましょう。
- 返却日や延長料金を確認する:着物の返却日は、通常、レンタル開始日から数日後が設定されています。返却が遅れた場合の延長料金についても、事前に確認しておきましょう。
- キャンセルポリシーを確認する:万が一、レンタルをキャンセルする必要が出た場合のポリシーを確認しましょう。キャンセル料がかかる期間や金額は、店舗によって異なります。
- 補償や返金に関する条件を確認する:着物を汚してしまった場合や、破損してしまった場合の補償条件を確認しましょう。また、返金に関する条件も、事前に把握しておくことが大切です。
- 契約内容を書面で残す:契約内容は、口頭だけでなく、書面で残すようにしましょう。後々のトラブルを避けるためにも、重要な情報は必ず控えを取っておきます。
- 不明な点は遠慮なく質問する:契約内容で分からないことがあれば、遠慮なく質問しましょう。店舗スタッフに確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
これらのポイントを事前に確認しておくことで、安心して着物のレンタルを楽しむことができるでしょう。
まとめ
この記事では、以下のようなポイントをご紹介しました。
【オレンジ色の着物の魅力と、おすすめのデザイン】
- 明るく華やかな印象を与えてくれる
- 古典柄や無地、ぼかし染めなどのデザインがおすすめ
【オレンジ色の着物の選び方】
- 色味や柄、素材で印象が変わる
- 明るいオレンジ色は元気で活発な印象
- 濃いオレンジ色は落ち着いた大人っぽい印象
【オレンジ色の着物に合わせる小物の選び方】
- 帯は同系色や補色、柄物がおすすめ
- 小物は帯に合わせて選ぶと統一感が出る
【オレンジ色の着物の着こなし方】
- 成人式や卒業式、結婚式など、シーンに合わせた着こなし方
- 小物やメイクなどを工夫して自分らしさを演出
【オレンジ色の着物のレンタルについて】
- 早めの予約が必要
- 契約内容を確認する
オレンジ色の着物は、TPOに合わせて上手に着こなせば、華やかで個性的な装いを楽しめます。
この記事を参考に、自分らしいオレンジ色の着物のスタイリングを見つけてみてはいかがでしょうか。
〈参考記事〉
https://www.furisodeshop.com/furisode-column/select/select-38/
https://kano-wafuku.com/blog/kimono-knowledge/692
https://kimono-rentalier.jp/column/houmongi/wedding-kimono-color/
https://kimono-rentalier.jp/column/furisode/seijinshiki-furisode-orange/
https://www.studio-alice.co.jp/seijin/furiho/orange/
https://www.studio-alice.co.jp/seijin/furiho/orange-code/